毎日ビジネスブログ No.1478
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
おとといのブログで
東京の女子大の非常勤講師の
雇止めについて触れましたが
似たような裁判が
京都でも起きていました
まず、東京の雇止めの
概要をまとめると
1年更新を2回繰り返していた
非常勤講師の方が
突然、大学側から
来年度は契約更新しない
と通告された
でもこれまで
雇止めになるような指導も
注意喚起もなかったし
何といっても
来年度の予定について
こちらの都合を確認する
問い合わせまであったのに
このいきなりの通告は不当だ!
というもので
当然のように
この非常勤講師の方の
勝訴に終わりました
さて今日は京都の私大で
1年の契約更新を4回繰り返していた
英語の非常勤講師の方の話です
大学側の雇止めの理由は
学生アンケートが低評価だった
加えて
学生の不合格率が高かったから
平均の不合格率1%に対し
この方のそれは20%
確かに学生に取れば
不可の評価をつけられたら
来年もう一度授業を受けないとダメだし
下手すりゃ留年のピンチなので
この先生の厳しい評価は
不評だったかもしれません
でも講師にすれば
大学の指針に厳格に従って
評価をしているのに
それはおかしいと言えるもの
ちなみに大学の指針は
出席率が高くても
試験成績が悪ければ及第にはしない
とされていたので
確かにこの雇止めは
不当だとされても仕方がない
京都地裁は
去年5月の判決で
この方の全面勝訴を出していますし
これを不服とした大学は
控訴しましたが
結局その後、大阪高裁で
大学がこの方に1千万円支払うことで
和解が成立しています
でも、この2つの裁判で感じるのは
大学が普段から講師の方と
正しいコミュニケーションを取る
努力をしていたら
起きなかったトラブル
だと言えます
両方の事案とも
問題が起きた理由は
大学側が
“言いにくいこと”を伝えることから
逃げていたことにつきます
問題行動が
ある社員さんがいたら
普段から正しく注意指導すること
それもその社員の
成長につながるような
前向きな注意・指導です
これができれば
無用な退職トラブルも減るでしょう
でも実は私
大学1年の英会話の授業
1年で1回しか出席せず
試験も受けませんでしたが
でも「不可」ではなく
なぜか「可」で合格でした
60歳くらいの
女性の先生でしたが
不真面目な学生を
通していただいて
すいませんでした!
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