
毎日ビジネスブログ No.2034
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
いよいよ高市政権がスタートしました
高市さんの力強いメッセージを
わかりやすく訴えられる姿勢には
共感を覚えます
働いて働いて
やり切っていただくことを
祈念いたします
さて、高市政権の方針の中で
社労士領域に関するものと言えば
なんといっても
「社会保障改革」があげられます
高い高い社会保険料には
労働者だけじゃなく事業主さんも
うんざりだです
従業員さんは
毎月、給料から保険料が引かれて
手取りが少なくなるし
かたや、会社の口座からも
毎月、強制的に高い保険料が
引かれてしまいます
社会保険とは、健康保険と
厚生年金保険のことですが
厚生年金保険のほうは
将来年金の支給額とパラレルなので
保険料は下げにくい
となると削減すべきは
健康保険の保険料になります
つまり
医療費を削減するしかないのですが
維新があげる削減策は
「OTC類似薬の保険適用見直し」
たとえばクリニックで
処方してもらえるけど
市場に出てから年月が経っていて
かつ、安全性の高い薬は
街の薬局でも買えるようになっています
これをOTC化というのですが
例えば
ガスターやアレグラ、アリナミン
最近ではタケプロンや
オメプラール、パリエットという
30年前の画期的新薬が
OTC化されましたが
維新は、OTCが出てきた薬は
保険適用からはずせばいいんじゃないか
というわけです
でも維新はこのやり方で
どれ位の金額の医療費削減になるのか
明確に数字を出していません
私は、前職が
製薬会社のMRでしたので
肌感覚で申しますが
大して大きな削減には
ならないと思います
これらのOTC類似薬なんて
医薬品の中で占めるシェアは
めちゃくちゃ低いからです
焼け石に水でしかありません
それにOTC類似薬を
保険適用から外せば
同じ薬をもらうなら
患者さんの負担が増えます
そのときドクターはどんな
対応をされるかと言えば
まだ保険適用されている
類似薬を処方するという
行動をとられると思います
例えば、タケプロンの代わりに
タケキャブというより進化した
保険適用薬があります
つまりは
OTC類似薬の保険適用削除は
大した医療費削減にはならない
本当に医療費を減らすなら
普通3割負担ですが
これを4割にする
また高齢者の負担率は
1割や2割は無くしてしまって
3割を基本にする
(負担率が上がれば
患者さんは、簡単なカゼくらいでは
クリニックにいかなくなるでしょう)
本当ならこれが
医療費削減策で一番有効な
方策でしょう
でもこんなこと言いだしたら
世間の反発を招くのは必然ですが
これを乗り切るのが政治の力
まずは高市さん、
やりたいことをガンガン
進めていただきたいものです
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