毎日ビジネスブログ No.1506
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
「子の看護休暇」を
虚偽申請する公務員の懲戒処分が
各所で発表されています
わが神戸市では
29歳の職員が、205時間分の
虚偽の看護休暇取得で
(1日8時間なら約1カ月以上)
何と懲戒免職に!
大阪市では31歳の職員が
4日間だけど
添付を要する医療機関の
領収書の日付を改ざんして
6カ月の停職処分
長崎県も40代の職員が
子供が熱を出したと
1年間で8日間の
虚偽申請がバレて
2カ月間の減給処分
と、ぞろぞろ出ています
ちゃんと年次有給休暇を
取ればいいのに
有休が減るのがイヤだから
というアホな理由で
子供をダシにするのは言語道断
当然の懲戒処分ですね
さて、この
「子の看護休暇」
とは、どういうものなのか?
またこの休暇の改正法案が
つい先日、衆議院を通過しました
このあと参院での審議を経て
来年4月から施行の予定です
今日はその点も
まとめてご紹介しますね
社員さんが請求してこられたら
正しくご対応ください
まず「子の看護休暇」とは
子どもの病気やケガで
看護が必要な場合や
予防接種や健康診断に
付き添う必要があるときに利用できる
育児介護休業法で保証されている
休暇制度です
を育てている社員さんなら
正社員でも
勤務が短時間の従業員さんでも
どんな社員さんでも
年間5日間の休暇を取得でき
複数の子がいたら
何人いても上限は10日
また以前は
1日か半日単位でしか
取得できませんでしたが
令和3年から
になっています
法で保証されていますが
運用上は必ず就業規則に定め
明文化し周知しておく必要があります
また最初に問題にした
“虚偽申請”を防ぐためにも
医療機関の領収書の
提出を求めることも
しておいた方がいいでしょう
余裕があれば会社の判断で
有給にしてもいいとは思いますが
キホン、この休暇は無給です
なので、実務上は
同じ理由であっても
年次有給休暇から使うことが多く
意外と子の看護休暇の申請は
少ないかもしれません
最後に
今回の改正案の内容は
・対象年齢が「小学校就学前まで」から
「小学校3年生まで」に延びます
・取得理由に、
子ども本人が病気でなくても、
学級閉鎖も対象になり、
入園式、卒園式・入学式などの行事も
対象になります
(看護休暇ではないけどね(;’∀’))
もし社員さんから申請が来ても
あわてないよう準備しておきましょう
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