毎日ビジネスブログ No.1750
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
中小企業で70歳を越えても
働き続ける人が増えている
そんな記事が日経経済面に
なんでも
中小企業が
他社で定年過ぎたシニアの採用を
これまで以上に進めているらしい
昨今の人手不足もあるけれど
大手企業で培った経験値があるので
中小企業に取ればありがたい
といっても
誰でもいいわけじゃなく
それだけ実力のある方という
条件付きでしょう
いくつになっても働き続けたい
というシニアが多いですが
実際に70歳とか75歳以上でも
働き続けるシニアが増えている
ちょうど
第一次ベビーブーム世代が
全員75歳を越えましたが
この方たちも
まだまだ働くよという方が
多いのでしょう
では会社にとって
70歳を超える社員が増えるとき
社会保険はどうなるのか?
まず労働保険
つまり労災保険と雇用保険ですが
いずれも被保険者の年齢制限はありません
労働者である限り
労災があれば補償が出るし
週20時間以上勤務していて
退職後も求職するなら
雇用保険から
失業給付が支給されます
ただこの給付は
65歳を超えると
高年齢求職者給付金
と名前が替わって
支給基準も被保険者期間で
決まってきます
1年未満なら30日分
1年以上で50日分
いずれも一括支給されます
でも65歳未満なら
最低でも90日分以上あった
ことを考えると随分と少ない
次に健康保険
こちらは、社保加入するなら
75歳になるまでは
通常の社保の健康保険
75歳になったら
後期高齢者医療制度の
被保険者になりますが
これは
働いていてもいなくても同じ
また厚生年金保険は
70歳になるまで被保険者
それまで年金が支給されていても
保険料を払い続けているから
毎年少しずつ年金額は増えていく
給料+年金額が50万円越えたら
年金が一部カットされる
在職老齢年金ルールも改正されるので
気にはならないでしょう
社保には週30時間以上働かないと
加入できませんでしたが
近いうちに
週20時間以上までと
要件が引き下げられます
最後に
会社として注意しておくべきは
健康管理と労災の予防
もちろん若い社員さんでも
これらの対策は当然必要ですが
高年齢者になると
必要な配慮が増えてきます
このあたりの対策は
忘れないでください
会社名 | みなと元町社労士事務所 |
---|---|
住所 |
〒650-0023 神戸市中央区栄町通2丁目4-13神栄ビル502 マップを見る |
定休日 | 土・日曜・祝日 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |