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みなと元町社労士事務所

初任給41万円!? そのカラクリとは

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毎日ビジネスブログ No.1751

 

社員を笑顔に変える

頑張る社長の熱血サポーター

 

“奥ママ”こと

奥田 文祥(おくだ ふみよし)です

 

 

経営者の皆さんに

 

労務のお役立ち情報を発信中!

 

 

 

 

 

 

 

 

年明けから景気のいい話が

連日出ています

 

 

何のことかというと

 

大卒初任給大幅引上げ

 

 

三井住友銀行 25.5万円 ➡ 30万円

明治安田生命29.5万円 ➡ 33.2万円

ユニクロ 30万円 ➡ 33万円

大和証券 29万円 ➡ 30万円

 

などと

 

 

オークションのように

連日、より上の金額が

発表されていましたが

 

トリで出たのが、東京海上日動

 

 

 

会話

なんと、今 28万円の初任給を

13万円もアップして41万円!

 

 

すごいですね

 

 

政府から要請があったのかしら

と思うくらい

 

日本を代表する大企業が

「初任給」の大幅アップを

発表しています

 

 

 

 

ちなみに

私の42年前の初任給は

19万5千円

 

製薬会社でしたが

武田も三共も各社横並び

 

エーザイだけが

20万円こえていました

 

 

 

でも

デフレの時代が続いたので

 

ついこないだまで

大企業でも大卒初任給は

20万円台前半が相場でした

 

 

 

でも、これからは

インフレの時代

 

政府も20年代のうちに

最低賃金1500円を目指すと

大風呂敷を広げているので

 

景気づけに大企業から

ということなのでしょう

 

 

 

 

でも

各社の発表の中身をよく見ると

 

何だ、そういうことか

と思う会社もあります

 

 

それは

29.5万円 ➡ 33.2万円の明治安田生命

 

 

この金額

固定残業代込みの話だそうです

 

 

今の基本給は24万円で

固定残業代込みで29.5万円

 

それが

基本給は27万円になって

固定残業代込みで33.2万円

 

 

ということは

 

何時間の残業を見込んでいるのか?

 

 

 

計算してみましょう

 

 

1日8時間、週40時間勤務なら

40時間×1年間52週÷12カ月で

1カ月の所定労働時間は173.3時間

 

 

基本給27万円なら

1時間当たりの残業単価は

27万円÷173.3時間×1.25=1947.5円

 

固定残業分の金額は

33.2万円―27万円=6万2千円

 

ということは

6万2千円÷1947.5円=31.8時間

 

つまり約32時間分となります

 

 

おそらく明治安田生命の

月の所定労働時間は173.3時間

ではないのかもしれませんが

大きな違いはないでしょうから

 

 

 

30時間ぐらいの固定残業を

見込んでいるといえます

 

月20日勤務なら

毎日の残業は平均1時間30分

というところでしょうか

 

オープンにはなっていませんが

他社にも固定残業代込みの“初任給”

というところがあるのかもしれません

 

 

 

 

 

この「固定残業代」

 

もし、御社で導入されるなら

 

 

会話

就業規則にそのルールを定め

雇用契約書(労働条件通知書)にも

何時間分の残業代に相当するか

明示することを忘れないでください

 

 

 

 

 

でも

このトレンドが中小零細に広がるのか?

 

 

予防的賃上げという言葉がありますが

 

 

賃上げし続けるためには

価格転嫁、値上げが必要不可欠

 

 

社長さん、恐れず

値上げしていきましょう!

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お問い合わせ

会社名 みなと元町社労士事務所
住所 〒650-0023
神戸市中央区栄町通2丁目4-13神栄ビル502
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定休日 土・日曜・祝日
営業時間 9:00〜17:00
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社会保険労務士

                               
名前奥田 文祥
住まい兵庫県

Profile

1959年 大阪府生まれ その後奈良県にて幼少期を過ごす

大学時代は年間50日以上、山登りに明け暮れる。

1983年4月、製薬会社に就職し、25年間京都~横浜で営業担当(エムアール)として過ごす。

49歳の時に肝臓がんのため手術療養、その5年後再発するも再手術により事なきを得る(37歳時に膀胱がんも経験しており、3度のがん罹患経験)。

肝臓がん罹患後は営業一線を退き、医薬品の副作用調査を業務とする市販後調査部担当者として10年過ごし、定年を前に早期退職。

2019年7月、58歳時に合格していた社会保険労務士として独立開業を果たす。

開業後、社労士として中小零細企業の実情を知る中で、サラリーマンとして36年間勤務していた大企業の労務管理との格差の大きさに驚き、「社員の皆が元気に機嫌よく働ける職場」醸成のための“あるべき労務管理”の必要性を痛感する。

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