
毎日ビジネスブログ No.1821
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
関西空港で
カスハラ事件がありました
飛行機に乗り遅れた客が
フロントの20代女性スタッフを
脅して返金を迫ったらしい
自分が乗り遅れたのに
“金返せ”としつこく迫り
“お前を殺したい”との
アブナイ発言もあったらしく
これは尋常ではない
関西空港署に
恐喝未遂容疑で逮捕されました
カスハラには毅然とした
対応が求められますが
このブログでも以前
ご紹介しているように
カスハラ対策が今後
企業の義務になりますので
会社として準備しておく
必要があります
いま、どの時点まで
進んでいるかというと
労働施策総合推進法の
改正案の中に
カスハラ対策が
雇用管理上の措置として
組み込まれていて
この案は先日
今国会に提出されました
なので今後
国会決議を経て公布され
1年半以内に施行の予定です
ということは
早ければ年内か
遅くても来年ということ
義務化されるカスハラ対策は
『社員からのカスハラ相談に応じ
適切に対応するために必要な
“雇用管理上の措置”を講じること』
です
具体的には
カスハラ対策マニュアル作成や
社内や社外専門家の相談先確保が
有効なものとされています
また、カスハラに
会いそうな現場の社員を
会社がバックアップする
社内体制を構築する必要もあります
一方で禁止されるのは
『カスハラ相談をしたことを
理由にした解雇』
これは当然ですね
それから
会社側による相談対応に
別の社員が協力した際に
事実を述べたことを理由として
協力社員を解雇すること
これも当然です
これらの内容は
今ある就業規則にも
追記が求められる見込みです
いずれ、厚労省の
モデル就業規則にも
文例が出てくるでしょう
また紹介させていただきますが
もうしばらくお待ちください
それにしても
関空のカスハラ男は41歳
カスハラと言えば
年配者が多いイメージですが
必ずしもそうではないようです
御社の社員さんにも
加害者にならないよう
この事例は情報共有なさってくださいね
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