
毎日ビジネスブログ No.1892
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
へえー、というニュースが出ました
デンマークが労働者の定年年齢を
これまでの67歳から70歳への
引き上げを決めたそうです
ただ、対象になるのは
1971年以降に生まれた人
つまり今54歳になる人たちなので
まだ15年位先の話ではありますが
70歳ですか~
高齢化が進むヨーロッパでも
ここまで行ってる国は無いそうで
いよいよそんなところが
出てきたんですね
デンマークの公的年金支給開始が
何歳なのかわかりませんが
通常はこの開始年齢と
定年年齢はセットで
決まってくるので
デンマークも老齢年金は
70歳にならないともらえない
ということになるのでしょうか
我が国は今年4月1日から
65歳までの雇用確保が
完全義務化されました
定年は60歳でも大丈夫ですが
定年後再雇用でもいいから
会社は従業員を65歳まで
雇うことが義務になっています
なので公的老齢年金の
支給開始は65歳なんですが
いま企業の「努力義務」なのが
70歳までの“就業確保措置”
65歳までを
“雇用確保措置”というのと
少し違うのが微妙ですが
将来的に
雇用確保が67歳までとか
ひょっとして70歳になるのなら
老齢年金の支給開始も
セットで進むかもしれません
いま50歳未満の方は
影響を受ける可能性はある
と思っておいた方がいい
さて、会社で
定年年齢を延長するなら
従業員代表者と十分話し合って
決めていきますが
この場合、従業員から
不満が出ることがあります
以前、顧問先で
62歳から65歳に定年延長するとき
63歳・64歳の方から
クレームが出たんです
つまり継続雇用中の方たち
わずか1~2年の違いで
正社員のままで居られたはずなのに
定年後再雇用の扱いを受けるので
給料や肩書で大きな処遇差がある
というわけです
言いたいことはよくわかります
でも、だからと言って
正社員に戻すのか?
それは義務ではありません
こんな時
実際されている対応法は
いろいろあって
余裕があるなら
正社員に戻してもいいし
正社員との
中間位に賃上げしてもいい
もちろんそのままでも構わない
このあたりは
会社の裁量で決められます
ご安心ください
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