毎日ビジネスブログ No.1239
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
お役立ち助成金情報を発信中!
先月、新潟のホテル事業者が
で送検されました
第26条とは休業手当のことで
このホテルは
コロナの最中に休業させた社員に
休業手当すら払っていなかった
おまけに
その後の出勤に対しても
給料を払っていなかったらしい
なので労基は
これまで是正勧告をしていたけど
改善がなかったので送検した
ということです
コロナでホテルは
厳しかったのはどこも同じですが
なぜ雇用調整助成金を
使わなかったのか
2年前なら雇調金で
社員さんの給料は会社負担なしで
全額保証できたはずなのに
その情報・知識すらなかったのか?
不思議で仕方がないのですが
このホテル
今年2月で事業停止状態とか
ちなみにこの休業手当
いくらぐらいのものなのか?
みなさんご存知ですか?
端的に
と答える方がほとんどですが
これ正確ではなく
間違ってると思った方がいい
例えば
月給21万円の社員さん
1カ月の平均労働日数が
21日とすれば
1日当たりの給料は1万円
なので休業手当の日額は
6割の6000円で
月は6000円×21=126000円??
そんな単純な計算で
休業手当は算出できないんです
本当は
休業手当とは
じゃあ平均賃金って
どうやって計算するの??
実はここがミソなんですが
算定式は
「算定すべき事由が発生した日」
以前3カ月に支払われた賃金総額を
この日以前「3か月間の総日数」で
割った金額
なんです
先ほどの事例だと
今日8月18日から休業に入るなら
8月17日以前3カ月に払われた賃金総額
ただし
給料締め切り日が月末なら
7月31日から以前3カ月間の賃金総額
ということは
上の例の月給21万円の方なら
5月1日から7月31日までに支払われた
21万円×3回=63万円を
5月1日から7月31日までの
総日数で割ります
63万円÷(31+30+31)=
63万円÷92=6847円82銭が平均賃金です
となると休業手当は
6847円82銭×6割=4108円69銭=4109円
ということは
1カ月の休業手当の総額は
21万円の6割の12万6千円ではなく
普段の給料の半分以下
になるのが普通です
万が一ですが
会社都合の休業をされるときは
こんなことも覚えておきましょう
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