
毎日ビジネスブログ No.1820
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
今日のタイトル
先日、実際にあったことです
去年5月、埼玉県内の首都高で
トラックが渋滞に突っ込んで
3人が亡くなる大きな事故がありました
このドライバー
どんな勤務実態だったのか?
労働基準監督署が
この会社を捜索すると
違法な休日労働を
させていたことがわかり
会社と社長が
労働基準法違反の疑いで
書類送検されました
なんでも、2カ月前から
36協定を超えた休日労働が
されていたようです
どんな36協定が
結ばれていたのか
違法とされた休日労働とは
どのようなものであったのか等の
詳細は不明ですが
この事件は
他山の石となりうるものです
もし、36協定を超える
残業や休日出勤があっても
通常は労基にはわかりません
でも、労基署の調査がきて
その実態がわかったら
指導を受けて
是正勧告されますが
そのあとにちゃんと
改善しておけば
社長が書類送検される
ことはありません
ですが、この事件のように
事故が起きてから捜索が来て
違法状態がわかれば
社名が公表されて
社長が書類送検されます
ということは
普段からちゃんと正しい
労務管理をしていないと
社長が書類送検されるリスクが
常にあるということです
ちなみに
今回事故があった運送業界は
時間外労働・休日労働が
多い業種なので
他の業界で
2020年から始まっていた
残業時間の上限規制は
適用されていませんでしたが
去年から、年間の
残業時間の上限は960時間
という規制が始まっています
なので、人手不足が生じて
物流が滞るのではないか
とも言われています
だからと言って
残業規制以上に働いて
許されるわけがありません
この物流業界と同様に
建設業界、医療業界も
残業規制が猶予されていましたが
いずれも去年から
それぞれの実態に応じた
上限規制が始まっています
該当業種の社長さん
くれぐれも36協定を
順守して参りましょう
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