毎日ビジネスブログ No.2086
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
金曜日の神戸新聞に
おもしろい記事が出ています
“ひたすらオモロイ”を
追及する広告会社が大阪にあって
個人的にウケたのが

これ、あったらいいなと
社員さんたちが思うに違いない

社長さん、ご存知でしょうが
年次有給休暇には時効があって
付与された日から2年で時効消滅
ただ、2年前の有休は消滅するけれど
引き換えに新たな有休が付与されるので
損したとまでは言えないのですが
やっぱり使わなかったのは
もったいない
かといって買取りはご法度
年次有給休暇の買取りは
退職時や消滅年休は買取り可能ですが
それ以外はできないことになっています
(“買い取れる”というだけで、義務ではない)
でも、この“消滅年休”

会社独自のルールで
“復活”させることもできるんです
失効年次有給休暇 積立制度
とか
失効年休 付与制度
というような名称で

時効消滅した年次有給休暇を
特定の目的に使えるようにすることが
可能になります
その使用目的には
病気療養、育児・介護、
ボランティアや自己啓発
などがあげられますが
会社が制度化する場合
就業規則にその目的や
使える上限日数などを
明示する必要があります
従業員さんがありがたいと思うのが
“病気療養のため“でしょう
たとえば癌になったとき
入院・手術・抗がん剤治療などを
考えると
とても通常の年次有給休暇の
日数では足りません

私自身の例ですが
49歳で肝臓がんになったとき
入院して手術を受け
30日で退院しましたが
肝臓を3分の1取ったので
退院後もひたすらしんどい
45日後に復職しましたが
最初は半日勤務から
徐々に時間を増やしていきました
この間、復職するまでに
年次有給休暇は使い切り
10日くらいは“欠勤控除”
されてしまいました

このとき、消滅年休の積立制度が
あればありがたかったですね
貴社に働き盛り世代が多いなら
がんにかかる従業員さんも
出てくるかもしれません

大切な社員さんを失わないためにも
こんな制度導入も考えてみては
いかがでしょうか
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