毎日ビジネスブログ No.2092
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
診療報酬が30年ぶりに高い
改定率になりそうです
以前とは違い
病院は赤字のところがとても多く
クリニック経営も楽ではない
そんな現状を鑑みて
高い報酬改定率が予定されて
いるのでしょう
これはこれで必要なこと
でも一方で
医療費の伸びを抑える働きかけも
当然、必要
医療費が伸び続けるなら
国民の健康保険料負担が
ますます増えていく
しかも高齢者医療には
現役世代から“仕送り”がされてるので
これがさらに多くなる
なので、現役世代の
社会保険料がますます高くなって
手取りが増えないという
悪循環が生じています
これを少しでも
緩和するための策として
OTC類似薬の保険適用見直しや
高額療養費制度の改正
があるのですがー

残念ながら、結局2つとも
骨抜きの改正にとどまりそうです

個人的には、OTC類似薬の方は
比較的簡単に通ると思っていたのですが
批判が少しでも出ると
腰砕けになるのは情けない
こんな中途半端な対応が続けば
いつまでたっても問題は解決せず
そうなると、もっと劇的な対策が
必要になってしまいます

おそらく、次に出てくるのは
高齢者の医療費の自己負担率の
見直しでしょう
70歳以上の高齢者の自己負担率を
今の基本1割から2割にして
さらに3割対象者の基準を
今以上に引き下げる
また、いまは年金などの年収額を
もとに3割負担者を決めていますが
今後は
金融所得もこの年収に含めよう
という話も
こないだから出ています

ところがです
これ以上の
パンドラの箱を開けるような言葉が
介護保険の負担率見直しの
議論の中で出ています

金融資産(預貯金額)というワードです
保険料の自己負担率は、年収だけでなく
金融資産も含めるべき
という話
日本では金融資産の6割を
60歳以上の高齢者が保有しているので
保険料負担は
これをもとにすべきというわけです
これは医療保険ではなく
介護保険で出てきた話ですが

いずれ医療保険も
同じ話になりそうな気がします

確かに、これはこれで
正しい考えとは思いますが
皆さんはいかがお考えでしょうか?
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