
毎日ビジネスブログ No.1878
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
社員から
70歳までの雇用が
義務化されたらしいので
うちもそうして欲しい
って言われたけどー
というご相談がきました
ですがー
今年4月からは
「65歳までの継続雇用」が
事業者に完全義務化されています
それに
4年前からは
「70歳までの就業確保措置」も
努力義務化されています
これらの合わせ技?
どうやらこの2つが
ごちゃごちゃになって
都合のいいように
解釈されている
ようです
まず
70歳までの雇用は
まだ義務化されてません!
今日はこのあたりを
あたらためて整理します
まず今年4月から
義務化されたのは
65歳までの継続雇用ですが
実質的には
高齢者雇用安定法で
何年も前から義務化されていて
定年年齢は
60歳以上に設定すること
加えて65歳までは
事業者は労働者を継続雇用
しなければいけない
ただしそのやり方は
定年延長でもいいし
再雇用する形の継続雇用でもいい
というものです
ただ、老齢年金の支給スタートが
65歳以前というの方がいる間は
継続雇用年齢をそれに合わせてもいいよ
という例外措置があったのですが
その例外が全くなくなったのが
今年3月末でした
なので、4月から完全義務化した
というわけです
また70歳までの雇用については
高年齢者雇用安定法で
「70歳までの就業確保措置」を
講じることが事業者の
努力義務になっています
やり方は
70歳までの定年延長や
継続雇用制度導入
定年制廃止
と会社が雇用し続けるパターンや
65歳以降は
“業務委託契約する”形や
会社が実施したり出資する
社会貢献事業に
従事できるようにする
というものも
あげられています
ですので
会社に余裕があって
しかも60歳代の従業員が多いなら
モチベーションアップのために
定年を65歳、継続雇用を70歳までに
延長するのもいいかもしれません
ただ、あらためて申しますが
これらの「定年」の対象者は
正社員に代表される
雇用契約が無期の方々です
ということは
雇用が「有期契約」であれば
定年年齢は関係ありません
つまり
定年年齢より上の方であっても
いい方なら何歳であっても
「有期雇用契約」で雇えるわけです
“生涯現役”を目指すような
やる気のある方なら
年齢関係なく働けるよう
会社環境を整備するのも
社長さんの仕事でしょう
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