
毎日ビジネスブログ No.1929
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
先日の日経に
「小規模農家も労災保険」という
記事が出ました
従業員を一人でも雇うなら
たとえアルバイトであっても
事業主は労災保険に入らないといけません
ところが
あまり知られていないのですが
これには例外があって
農業では、個人経営で
常時雇用が5人未満の場合は任意加入
つまり、入っても入らなくても
いいことになっています
でも考えてみて下さい
農作業は少なくとも
ホワイトカラーより
労災が起きやすいのは当然
それに、統計によると
農作業中の死亡者は建設業の2倍!
機械を使うし、加えて昨今の暑さです
農作業中に倒れる可能性だってある
なぜ今まで適用外だったのか
不思議なくらい
なので、ようやく
小規模農家の労災加入義務化が
検討されだした
ということです
コメだって増産していく必要があるし
就労環境整備のためにも
当然のことでしょう
で、よく事業主さんが気にされるのは
労災起こしたら保険料が
上げられるんじゃないですか?
ということ
小規模な事業主さんから
よく聞かれます
この「労災起こした会社は保険料が上がる」
ことをメリット制といいます
労災が起きたら、その会社の
保険料率は最大40%増加する
逆に起きなければ最大40%下がる
というルールがあります
でも、メリット制の対象になるのは
3年以上事業継続していて
従業員数が100人以上いる会社
もし100人いなくても20人以上いるなら
別の要件がありますが
20人未満の小規模事業所なら
ハナから対象外なんです!
以前、ある農業法人の社長さんと
お話しする機会がありましたが
本当に資金のやりくりが大変
とおっしゃっておられました
そう、気になるのは保険料です
日経の記事によると
農家が労災保険に入って
年収300万円の従業員を雇うなら
発生する保険料は4万円だそうです
全然高くありません
これくらいなら
事業者さんは負担すべきでしょう
あ、それでも例外があります
同居親族は、どんな事業でも
労災保険の対象外です
こちらは民間保険でカバーですね
お気を付けください!
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