
毎日ビジネスブログ No.1934
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
高速道路の徳島道で
高速バスがトラックと正面衝突!という
大きな事故がありました
火災がおきて、トラックドライバーと
バスの乗客が一人亡くなっています
最初は、徳島の事故かと思いましたが
松山発、神戸三宮行きの高速バス
と聞いてヒトゴトではない
徳島には高速バスで
行くことがありますから
でも、徳島道は対面通行なので
片方が居眠りでもすれば危険極まりない
バス運転手さんによると
トラックのタイヤがバーストしていたらしく
避けようがなかったようで
お亡くなりになったお二人は
お気の毒としか言いようがないのですが
このトラックドライバーさんと
亡くなったバスのお客さん
会社の仕事で乗っていたなら
当然、労災保険の対象ですので
遺族補償給付がご遺族に支給されます
この場合の遺族とは
配偶者・子・父母・孫・祖父母
および兄弟姉妹
妻と障害状態の遺族には
年齢制限はありませんが
他の遺族には
「18歳に達する以後最初の3月31日まで」
か、「60歳以上」という制限があります
で、年金で支給される場合
この遺族の数で年金額が決まり
総額が配偶者に支給されます
また亡くなった方が
一家の大黒柱だった場合
遺族補償年金前払い一時金
といって
遺族が一時金として
まとまった額の給付を
求めることもできます
なお支給額は、亡くなった方の
「給付基礎日額」の何日分という
計算がされます
これは労基法の
平均賃金に相当する額です
詳しい支給額などは
管轄の労基署にご確認ください
ところで、これらの申請に際し
という疑問が生じます
例えば、今回の事故は
徳島県で起きました
ということは、管轄は
徳島労基署?と思いがちですが
管轄は、会社の本社の
管轄労基署なんです
事故にあったバス会社は
伊予鉄バスなので
伊予鉄バスさんは
松山労基署に申請することになります
ところがです!
徳島労基署にも出さないと
いけない書類があります
労災で、死亡者が出たり
4日以上の休業をする従業員が出たら
届出が会社の義務になってる報告ですが
これは“事故が起きた場所の管轄”に
届け出るルールになっています
このあたりは少々複雑ですので
万が一のときは、会社のある労基署に
確認しながら、会社がすべき
手続きをおすすめください
会社名 | みなと元町社労士事務所 |
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