
毎日ビジネスブログ No.1939
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
ゆうべは夜遅くまで選挙特番
3連休だから夜更かしされた
方も多いと思います
かたやマスコミの皆さんは
まさに休日返上の勤務体制に
なっているのでしょう
今回の投票日は
3連休のど真ん中だったので
マスコミの方々には
たくさんの残業代がつきそうです
こんな非常時のような勤務があった場合
どれだけ手当がつくのか考えてみました
土日祝日が休みで
1日の所定労働時間が8時間
週休2日の会社ならどうなるか?
今回の3連休は
7/19日は土曜日、7/20日は日曜日で
7/21日は祝日の月曜日なので
この3日間に出勤したら
いずれの日に出ても
手当がつきそうです
仮に、この会社の
法定休日が日曜日なら
20日の勤務は休日手当の対象なので
35%割増になります
となると、19日と21日は
法定外休日に勤務することになりますが
それだけで、即
割増手当がつくとは限りません
まず、7/14(月)から7/19(土)の週で
勤務が40時間を超えていたら
超えた分が25%割増になります
ということは
7/14(月)から7/18(金)までの5日間
すべて8時間勤務していれば
これだけで40時間になるので
7/19の勤務は全て25%割増ですが
もし、この5日間で
1日でも休んでいたら
7/19に8時間勤務しても
この週の勤務がちょうど40時間に
なるだけなので
法定内の残業手当はつきますが
25%割増にはなりません
同じことが21日(祝日の月曜日)
にもいえます
この日に働いても、すぐには
割増賃金の対象にはなりません
この週(7/21~7/26)の1週間を見て
通算労働が40時間を超えてからが
法定外の25%割増の対象になるんです
なので、21日(月)から25日(金)までの
5日間が毎日8時間勤務なら
これでちょうど40時間になるので
7/21(祝日の月曜日)の勤務には
割増ではない法定内の残業手当は
つきますが、
25%割増にはならないんです
最後に忘れてはならないのが
深夜手当です
夜の22時から翌朝5時までの
深夜時間帯の勤務には
25%の深夜手当がつきます
ということは、これまでに
述べた割増対象になる時間帯が深夜なら
その割増率に25%が
加算されることになります
日曜日の深夜時間帯に勤務したら
35%+25%=60%の
割増が付くということです
3連休に出勤した場合の計算が
会社の所定休日によって
変わってくることがありますので、
ご参考になさってください
会社名 | みなと元町社労士事務所 |
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