みなさんこんにちは
助成金への取り組みを通して
会社の体質強化を支援する
神戸の
助成金総合コンサルタント
“おくママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
毎日800字以上ブログ生活
553日目
初めての方へ
これは助成金専門家の奥ママが
助成金対策が会社の労務管理の
充実につながるとの想いのもと
まいにち発信しているブログです
きのう家の近くの
湊川神社の前を通ったら
七五三のお子たちが
かわいらしく着飾って
親御さんとお詣りされる姿
もう秋なんですね!
毎週土曜の朝は
湊川神社近くのクリーニングやさんに
カッターシャツを出しに行くんですが
その向かい側に
神戸地裁が見えます
以前
妻が傍聴マニアでして
付き合いで数件
裁判を傍聴したことがあります
神戸地裁って昔から
著名な事件の裁判があったりして
ニュースによく
裁判所の正面画像が出ます
でもそういう裁判は抽選で
倍率が高くて普通は入れない
なので飛び込みで行って
傍聴できるのは
しょーむない事件ばかり
覚せい剤が多い
たまに凶悪犯罪も
あまり後ろで聞いていて
気分のいいものではありません
傍聴席もマニア以外は
家族ばっかりで
これもあまり
お近づきになりたくないオーラが
なのでもう傍聴マニアは
足を洗ってるんですが
いまこの神戸地裁で
社労士として興味深い裁判が
審議されています
どんな内容かというとー
『制服に着替える時間は、労働時間や!!』
という訴え
訴えたのが日本郵便の
兵庫、大阪、京都の10郵便局で働く44人
郵便局の制服ですね
確かにあれは制服だ、私服ではない
でもあんなもん
着替えるのにたいして時間かからんやろ~
と思うけど
訴えた人たちは着替え時間を計測した
そしたら普通7分かかるらしい
となると出勤時と退勤時の1日2回
1日約14分の労働時間なので
未払い賃金が発生している
と言いたいらしい
2018年から2020年12月までの
丸3年分の44人で
計算したら未払い賃金1500万円
単純に割ると
1人当たり34万円
丸3年なので
1年分は11万円
ひと月1万円たらず
細かいなぁ~
制服への着替え時間の扱いについては
平成12年に最高裁ででた
『三菱重工長崎造船所事件』の判決が
今は目安になっています
これは造船所の社員が
作業に入る前の作業服に着替える時間を
労働時間とする
とした判決なんですが
この場合の『作業服』というものは特殊で
作業服の他に保護具や工具などの
装着を義務付けられていました
なんとなく想像できますよね
危険作業ですから
安全具もつけてかなりの重装備です
たしかにあれに着替えるのは
時間がかかるでしょう
10分や15分はかかるんじゃないかな
最近では
精密性の高い工場や研究所の作業は
宇宙服みたいなものを着るところも
あるでしょうから
そら、着替えの時間は労働時間やろ
と思います
でもね~
郵便局の職員さんの制服着替えって
そんな時間かかるかぁ~?
7分?
男なら1~2分やで
女性なら髪をまとめたりする時間も
あるかもしれんけど
それでもすぐでしょ
そんなん言い出したら
制服のあるところは全部そうなる
医療機関はみな白衣に着替えるし
百貨店も制服に着替える
公共交通機関の社員はどうなる?
これはかなり
無理ゲーやないですか?
確かに
制服着ないと仕事できないから
着替えの時間自体は労働時間
としてもいいとは思いますが
1回の着替えで
せいぜい2分か3分?
3分ならカップヌードルできるし
やっぱ2分かな
どんな判決が出るのか興味津々
久しぶりに傍聴、行ってきます
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