毎日ビジネスブログ No.1652
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
9月18日のブログで
後期高齢者の医療費が高くなる予定
と、ご案内しましたが
前期高齢者のほうも
同じ動きが出てきています
動きがあったのは健康保険組合
健康保険組合とは
大企業が自社の中で作っている
健康保険の組合のこと
中小企業が入る
協会けんぽに比べて
財政に余裕があるので
独自の付加給付があったり
高額療養費制度にも
プラスアルファの補助が
でるところもありますが
昨今の高齢化のために
さしもの健保組合も
財政が厳しくなってきたようで
キツくなって解散するところも
出てきたりしています
このあつまりの
健康保険組合連合会
略して健保連が
70歳から74歳の
医療費の窓口負担を
一律3割にするように
との
要望を公表しました
つまり、現役世代と同じ負担を!
というわけです
前期高齢者といえば
65歳から74歳ですが
医療費の窓口負担は
65歳から69歳までは
もうすでに現役と同じ
3割負担になっています
かたや
70歳から74歳までは
いまは原則2割負担ですが
“現役並み所得者”は
3割となっていて
この“現役並み”は
標準報酬額28万円以上の方が
該当します
今回の健保連の要望は
70歳から74歳までの窓口負担を
所得に関係なく
全員3割にしてほしい
というものです
ということは
これらがそのまま通ると
70歳以上の高齢者の窓口負担は
以下のようになります
70~74歳 3割
75歳以上 原則1割
(一定以上所得者) 2割
(現役並所得者) 3割
つまり
74歳までは
現役並みの負担率に!
というわけです
ついでに要望しているのが
高齢者を65歳からではなく
70歳からにすること
まあ、これらはある意味
出来レースかもしれません
日経の見出しでは
その理由を「高額薬が増えてきたから」
としていますが
これは後付けです
単純に
高齢者が増えてきたから
負担がキツくなってきただけ
今回は健保組合の話ですが
もちろん協会けんぽも
足並みを合わせるでしょう
さあ、ますます
覚悟しておくべきです
医療費の窓口負担は
一生、3割負担!
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