
毎日ビジネスブログ No.1788
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
きのうまで2日に亘って
会社の定期健康診断について
お話ししました
もう年度末だし
従業員に健診を受けさせるのは
事業主義務だし
罰則もあるので
と申しました
ところが
時々こんなご相談がきます
「定期健康診断を受けたくないと
拒否する社員がいるんですよ
どうすればいいですかねー」
御社にもこんな方、おられませんか?
よくあるのは、女性に多いですが
自分の体重を知られたくない
というもの
あるいは
自分の重要な個人情報なので
会社に知られたくない
という、ある種の信条的なもの
ひょっとしたら―
実は病気を隠してることもある?
まず
社員は定期健康診断の受診を
拒否することはできません
これは
きのうのブログでも書いたように
会社は労働安全衛生法120条で
対象社員には年に1回
定期健康診断を受診させなくてはならない
と会社の義務になっていて
罰則もあって、受けさせないと会社に
50万円以下の罰金が科せられます
ということは、当然、従業員にも
健診を受ける義務があるんです
なので
拒否する社員さんには
怒るのではなく、拒否理由の確認と
プライバシー確保を約束するという
配慮を示して受診をうながす
また、時間を取られるのがイヤというなら
健診の受診は勤務時間中に設定するとか
交通費を会社が負担するような
健診を受けやすい環境を整えることも
考えてもいいでしょう
その場合は、業務命令違反として
懲戒処分の対象になる可能性がある
と伝えて、受診を促すことになります
もちろん、就業規則には
定期健康診断の受診義務が
社員にあることや
懲戒処分の対象に
定期健診拒否を明記しておく
必要があります
まるで北風と太陽のような
(先に太陽策)対応になりますが
もし、御社にいま
健診拒否する社員さんがおられたら
ご参考になさってください
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