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みなと元町社労士事務所

給料計算で、端数がでたらどうしますか?

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毎日ビジネスブログ No.1814

 

社員を笑顔に変える

頑張る社長の熱血サポーター

 

“奥ママ”こと

奥田 文祥(おくだ ふみよし)です

 

 

経営者の皆さんに

 

労務のお役立ち情報を発信中!

 

 

 

 

 

 

 

 

きのうの日曜日

確定申告をお願いしている

税理士事務所の方から

税額が確定したとの連絡がきました

 

 

 

そう、確定申告の申告期限が

今日3月17日ですからね

 

 

 

 

 

今月の土日は

税理士事務所の皆さんは

休日出勤されていたところが

多いと思います

 

となれば

いつもより残業代が

多くなりそうですね

 

 

 

 

税理士事務所さんなら

給料計算を間違われることは

無いと思いますが

 

 

 

社長さん!

 

 

会話

御社の給料計算

正しくできている

自信を持って言えますか?

 

 

税理士事務所でなくても

今の時期は

残業や休日出勤が

多くなるかもしれません

 

 

 

 

今日は、給料計算するときの

「端数処理」についてお話しします

 

 

 

給料計算していたら

迷うのがこの処理だからです

 

 

 

例えば、今年の年間休日が

125日の会社だと

 

年間所定労働日数は

365-125=240日

 

1日の所定勤務時間が

7時間半なら

 

一カ月当りの所定労働時間は

240日×7時間30分÷12か月=150時間

 

 

 

基本給25万円、役職手当3万円、

資格手当4千円の社員なら

割増賃金の基礎額は

 

(25万円+3万円+4千円)÷150時間

=1893.333—円、と端数が出ます

 

 

このときの端数処理は

四捨五入して1893円

することもできるし

 

常に切り上げて

1894円にしてもいいし

 

そのまま1893.333で

計算してもいい

 

 

 

 

 

アカンのは

常に端数を切り捨てること

 

 

 

これは労働者の不利益になるので

認められていません

 

 

 

 

このルールは割増率を

かけた数字についても同じです

 

 

 

 

また残業時間は1分単位で

計算する必要があります

 

 

会話

1カ月の残業時間の合計

1時間未満の端数があるとき

“端数処理”はどうしますか?

 

 

そのまま計算してもいいし

 

30分未満は切り捨て

30分以上は切り上げることも

できます

 

 

 

でもこれは

あくまで1カ月単位であり

1日単位では端数処理はできません

 

 

1日の総労働時間を

15分刻みで切り捨てておられる

ことがありますが

これは違法ですのでご注意ください

 

 

 

のちのち「未払い残業代がある」と

訴えられるリスクがありますからね

 

 

 

 

 

会話

さあ、今月も残り半分

最後まで頑張って参りましょう!

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お問い合わせ

会社名 みなと元町社労士事務所
住所 〒650-0023
神戸市中央区栄町通2丁目4-13神栄ビル502
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定休日 土・日曜・祝日
営業時間 9:00〜17:00
みなと元町社労士事務所のHP

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社会保険労務士

                               
名前奥田 文祥
住まい兵庫県

Profile

1959年 大阪府生まれ その後奈良県にて幼少期を過ごす

大学時代は年間50日以上、山登りに明け暮れる。

1983年4月、製薬会社に就職し、25年間京都~横浜で営業担当(エムアール)として過ごす。

49歳の時に肝臓がんのため手術療養、その5年後再発するも再手術により事なきを得る(37歳時に膀胱がんも経験しており、3度のがん罹患経験)。

肝臓がん罹患後は営業一線を退き、医薬品の副作用調査を業務とする市販後調査部担当者として10年過ごし、定年を前に早期退職。

2019年7月、58歳時に合格していた社会保険労務士として独立開業を果たす。

開業後、社労士として中小零細企業の実情を知る中で、サラリーマンとして36年間勤務していた大企業の労務管理との格差の大きさに驚き、「社員の皆が元気に機嫌よく働ける職場」醸成のための“あるべき労務管理”の必要性を痛感する。

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