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みなと元町社労士事務所

国の働き控え解消策は、会社経営に何をもたらすか?

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毎日ビジネスブログ No.1904

 

社員を笑顔に変える

頑張る社長の熱血サポーター

 

“奥ママ”こと

奥田 文祥(おくだ ふみよし)です

 

 

経営者の皆さんに

 

労務のお役立ち情報を発信中!

 

 

 

 

 

 

年金制度改革法が

金曜日に成立しました

 

ポイントは

「低年金対策、5年後判断」

「働き控え解消へ改革」の2つで

 

きのうのブログでは

一つ目の低年金対策について

私見を述べました

 

 

 

今日はもう一つの

「働き控え解消へ改革」についてです

 

 

きのうの「低年金対策」は

65歳から支給される年金の1階部分

 

つまり、老齢基礎年金に

関することでしたが

 

 

この「働き控え解消へ改革」は

年金の2階部分、つまり老齢厚生年金に

関連してくる話です

 

 

 

 

結論から言うと

昨年からずーっと議論されてきた

 

働き控えの元凶?であった

「106万円の壁」が撤廃されます

 

 

 

今は、パートさんら短時間労働者も

働いてる会社が51人以上なら

 

週20時間以上働いて

月8万8千円(年106万)以上稼ぐなら

学生以外は会社の社会保険に強制加入です

(社会保険=健康保険+厚生年金保険)

 

 

入ると、毎月高い保険料負担が発生するので

手取りが大きく減ってしまう

 

 

なので「壁」とか

「崖」と言われるのですが

 

会話

月8万8千円(年106万)の年収要件

3年以内の撤廃が決まりました!

 

 

そうなれば

 

これまで106万円を超えないように

就業調整(働き控え)していた

パートさんらが年収額を気にせず働ける

 

 

つまり「働き控え解消」になるので

今の人手不足を少しは解消してくれる

かもしれません

 

 

 

 

また今後は

 

企業の人数要件も段階的に下げられて

10年後にはなくなります

 

 

 

つまり

 

社員が1人しかいない会社でも

この社員が週20時間以上働くなら

社保に強制加入になるということ

(本人にも会社にも保険料負担が発生)

 

 

 

 

お国にすれば

社保加入者が増えれば

 

今払っている老齢厚生年金

支払い財源が安定する

ので、願ったりかなったり

 

 

ひょっとしたら

 

老齢基礎年金に回せる財源が増えるやん

と考えているかもしれません

 

 

 

つまり、

会話

2つ目の「働き控え解消へ改革」も

究極的には1つ目の「低年金対策」だ

と言えるかもしれません

 

 

でもこの「働き控え解消へ改革」は

従業員さんも手取りが減りますが

 

同じだけ会社も保険料負担が増えます

 

 

これ、会社に取れば

大きな大きな経費増になります

 

 

 

会話

なので、社長さん!

今後はこのことも加えて

収益計画を考える必要があります

 

 

社保保険料負担、大変ですよ!

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お問い合わせ

会社名 みなと元町社労士事務所
住所 〒650-0023
神戸市中央区栄町通2丁目4-13神栄ビル502
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定休日 土・日曜・祝日
営業時間 9:00〜17:00
みなと元町社労士事務所のHP

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社会保険労務士

                               
名前奥田 文祥
住まい兵庫県

Profile

1959年 大阪府生まれ その後奈良県にて幼少期を過ごす

大学時代は年間50日以上、山登りに明け暮れる。

1983年4月、製薬会社に就職し、25年間京都~横浜で営業担当(エムアール)として過ごす。

49歳の時に肝臓がんのため手術療養、その5年後再発するも再手術により事なきを得る(37歳時に膀胱がんも経験しており、3度のがん罹患経験)。

肝臓がん罹患後は営業一線を退き、医薬品の副作用調査を業務とする市販後調査部担当者として10年過ごし、定年を前に早期退職。

2019年7月、58歳時に合格していた社会保険労務士として独立開業を果たす。

開業後、社労士として中小零細企業の実情を知る中で、サラリーマンとして36年間勤務していた大企業の労務管理との格差の大きさに驚き、「社員の皆が元気に機嫌よく働ける職場」醸成のための“あるべき労務管理”の必要性を痛感する。

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