
毎日ビジネスブログ No.1991
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
今週、神戸新聞に「ゴッホの足跡」
という記事が連載されています
ゴッホといえば
美術素人の私でも知っている
巨人ですが
20年くらい前
南フランスに旅行したとき
アルルにある
「夜のカフェテラス」の場所に
行ったことがあります
そう
誰もが一度は見たことのある
あの黄色いカフェの夜の風景
*9/20から大ゴッホ展が始まります(神戸市立博物館)
完全に観光地化していましたが
ああ、ここがそうなんや!と
それなりに感慨を覚えたものです
で、10日水曜日の
「ゴッホの足跡」を読んでいると
彼は若いころ
勤務態度が悪いとして
解雇されていたそうです
なんで?
オランダ、ハーグの
画商商会で働いていた23歳のとき
宗教の世界に関心を寄せて
勤務中も書物を読みあさっていたので
クビになったそうです
もちろんその後のゴッホの
画風に影響を与える作業だった
のでしょうが
でもですね、社長さん
もし、貴社にこんな社員がいたら
どうなさいますか?
クビ!ですか?
残念ながら、今の日本では
“いきなりクビ!”は出来ません
大前提として、懲戒処分の内容を
就業規則に明記しておく必要があります
・懲戒の種類と程度
・懲戒事由
・懲戒の手続き
この3つです
その上で、業務時間中に
仕事もせずに仕事とは関係のない
書物を読みあさっているなら
上司が口頭注意し
それでも直さないなら
「注意書」という文書を渡し
“始末書”を提出させる
これらを繰り返し、改善されるまで
積み重ねていく作業が会社には必要です
(その際の記録も忘れずに)
懲戒処分で言えば
戒告やけん責というレベルですね
たいていの問題行動は
この辛抱強い作業の
繰り返しで改善される
もので
これ以上の減給・出勤停止や
ましてや懲戒解雇にまで
行くことは、そうそうありません
もし貴社に問題行動のある
社員さんがおられたら
辛抱強く指導していきましょう
それでも改善しなかったら?
そのときは「退職勧奨」を
検討すべき段階ですが
今日の紙面はつきました
退職勧奨については
また別の機会にお話ししたいと思います
いずれにしても
問題行動がある社員さんを
いきなりクビ!はご法度です
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