毎日ビジネスブログ No.1537
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
政府が「骨太の方針案」を公表しました
骨太のーという言葉は
むかしの牛乳のCMから
始まったような気がしますが
今は言葉ばかりで
中身がないイメージですね
このところ、やたらと
「異次元の」とか
「あらゆる政策を総動員」
なんてワードを偉い方は
使いたがりますが
言葉ばかり美辞麗句だと
かえって本気度が薄れます
骨太じゃなく
先送りの骨粗鬆症では困りますね
私たち社労士が関わるのは
「賃上げ」「同一労働同一賃金」
「厚生年金のパート加入拡大」
ですが
新聞報道で気になったのが
「厚生年金のパート加入拡大」の方策を
“企業の従業員数の要件撤廃”
と書いていることです
どういうことかというと
いま厚生年金には、
1週間30時間以上
法人に勤務する社員は
入らないといけません
ところが
社員が100人越えたら
週30時間が20時間に下がります
しかも今年10月からは
この人数が50人に下がる予定
このように徐々に
社保=厚生年金に入らないといけない
社員の対象範囲が広がっていますが
とうとう
「人数要件撤廃」という
ワードが出てきました
つまり社保の加入要件が
会社の規模に関係なく
雇用保険と同じ
週20時間以上勤務になる
という事です
ただしこれは
法人会社に勤める従業員の話で
個人事業所に勤務する場合は
また条件が違っていて
従業員が5人未満なら
社保加入の必要はありません
ところがです
さらに言われているのが
個人事業者もすべて社保加入を
義務付けるという考えもあるそうで
そうなれば
週20時間以上働くなら
全ての労働者は社保の対象者
となる
これは片方では
従業員さんの将来の年金原資が
確保できるメリットもありますが
高い高い社保の保険料が
給料から引かれるし
保険料は従業員と折半なので
対象者が増えるという事は
今でも最低賃金が
上がり続けているのに
さらに保険料負担が増えて
人件費負担が大変になる事業者が
増えるのは明白です
おそらくいきなりは
そんな事にはならず
まずは
人数要件を20人にするような
寸止めにすると思いますが
いずれにしても
将来は事業主さんたちは
大変になるという事です
社長さん!
いずれそうなりますから
会社の将来設計では
このことをお忘れなく!
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