毎日ビジネスブログ No.1557
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
トヨタの子会社が
下請法違反?の報道
先日、最高益の決算を
発表したばかりのトヨタですが
不正試験疑惑と並んで
ネガティブな報道が続いています
下請け法違反とは
B to Bの場面で起こる事です
例えば
親事業者が下請け業者に対し
納品の受領を拒否したり
同意なしに支払を遅らせたり
不当な値引きを強要する
自社の優越的立場を利用して
下請け業者に不利益を強要する行為は
法違反ですが
親会社に違法性の認識がなくても
あるいは下請業者が了解していても
違法になることもあるので
企業活動においては
どちらの立場であっても
注意が必要です
このことは
企業間のカスハラにも
当てはまります
最近話題のカスハラですが
通常はお客様との関係
つまりB to Cで
問題になることが多く
接客業の店員さんや
鉄道会社の社員さんなどが
被害にあうものですが
企業間の取引
つまりB to Bの場合にも
下請法違反と同様の場面が
発生しえます
先日の日経に
掲載された事例では
大口顧客会社の周年パーティに
2人で参加すると
ひとりしかアポを
取っていなかったので
けしからんと
その会社の社長から
延々2時間にわたり
罵声をあびたという
しかもその会社は北海道で
東京から交通費かけて二人で行ったのに
こんな目に合ったから
いくら何でもひどすぎる
やられた側は
業務遂行権侵害として
損害賠償請求の訴えを
起こしたそうです
まだ係争中だそうですが
これまでは
我慢していた立場の会社が
大口先を訴えたので
注目されているそうです
この事例から学ぶことが
いくつかありますね
当然、自社の社員には
取引先との関係において
自社の社員が相手先に対して
カスハラ的な言動をしないよう
日ごろからの社員教育の場での
周知を忘れてはいけない
逆に
取引先が優越的立場とみなせる場合
交渉の場では自社の社員を守り
会社としてサポートする備えも
必要かもしれません
ちゃんとしていなと
会社の安全配慮義務違反に
なりえますから
最近は、昭和の時代なら
当たり前とされていた不都合な慣習が
次々と否定されつつあります
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