毎日ビジネスブログ No.1688
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
きのうのブログで
話題の「年収の壁」は
税金の103万円だけじゃなく
社会保険料にも
106万円と130万円の壁があって
こっちの方の壁は
いずれスッキリさせる
検討がされると書きましたが
すでに厚労省が
この106万円の壁を撤廃する方向で
検討を開始したことが
土曜日の日経1面に報じられています
きのうご紹介した
たくさんの壁の年収額
100万、103万、106万、130万、
150万、206万円
一般人には理解できなくて
という主婦のパートさんが
多いのですが
この報道のいう“撤廃”で
会社の従業員数要件もなくすため
130万円の壁もなくなる
つまり社会保険料の
“年収の壁“は全て無くなって
誰でも理解できる内容に
変わっていきます
ということは?
整理するとー
年収の「壁」は
これから決まる新しい
「税金の壁」だけになって
残るのは
社会保険料の
「1週間の労働時間」要件
だけ
つまり
新しく「労働時間の壁」が
できる事になります
週20時間以上働くなら
社会保険に入ることが
義務付けられて
従業員さんは
会社の社会保険に
入ることになります
健康保険と厚生年金保険です
健康保険は中小企業なら
協会けんぽで
大企業なら
その会社の組合健保
なので、これって
雇用保険の加入要件と同じ
になってきます
つまり、
この先は
週20時間以上働く見込みで
学生でない従業員さんは
雇用保険と社会保険の
両方に入ることになります
と、なると
社保に入る従業員さんが
増えるのは間違いなく
保険料を半分負担する
企業側の支出額が増えることに
なっていきます
前々から
最低賃金の上昇に合わせ
労働保険料や社会保険料が
パラレルで増加すると
申し上げていましたが
社保に入る従業員が増えるなら
さらに企業収益を圧迫するのは
間違いありません
事業者の方は
年収の壁の話題の先に
こんな見込みがあることを理解して
収益計画を立てていく必要があります
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