“年金カット緩和策”は無意味です

 

毎日ビジネスブログ　No.1758

 

社員を笑顔に変える

頑張る社長の熱血サポーター

 

“奥ママ”こと

奥田 文祥（おくだ ふみよし）です

 

 

経営者の皆さんに

 

労務のお役立ち情報を発信中！

 

 

 

 

 

 

 

きのうから、24日からの

国会に提出が予定されている

政府の年金改革法案について

私見を申し上げております

 

 

 

明らかになった政府案は

以下の5点

 

 

 

 

今日は、２．の

 

 

 

これも、きのうの１．同様

一見、耳障りのいい話ですが

 

 

 

これって、何の話かというと

 

 

 

 

「在職老齢年金」ルールとは

 

というものです

 

 

 

 

というわけです

 

 

 

 

 

資料によると

このルールで年金カットされている人は

全体の16％

 

50万円をもし62万円に引き上げれば

これまでカットされていた20万人が

満額もらえるようになる

とのことですがーー

 

 

 

 

まず

 

については、多くの勘違いがあります

 

 

これは厚生年金の月額です

基礎年金は含みません

 

また加給年金も含みません

 

“月額”です

 

 

 

年金は1回で

2カ月分支給されるのですが

 

あなたの年金額は？と聞いたら

この2か月分の額をいう方もおられます

 

 

 

 

よくマスコミで

年金月額20万円＋月給40万円

という例が出るのですが

 

 

 

 

 

また、皆さんの周りで

 

 

 

 

 

一部上場企業の定年前の方なら

可能性はありますが

 

 

 

 

 

 

 

 

実は、この16％の

「年金がカットされている高齢就労者」

のほとんどは

 

 

 

労働者ではない！

 

 

 

 

 

 

会社が社会保険の

適用事業所になれば

事業主（社長）も被保険者になれる

 

 

つまり

厚生年金の被保険者になって

保険料を払うから

将来、厚生年金を受給できる

かもしれない

 

 

でも、社長さんの月額報酬なら

それだけで50万円以上は普通

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

むしろ、この改正で

 

 

こっちの方が問題かも

 

 

 

 

 

さて、明日は

３．高所得者の保険料増と

４．パート社員の厚生年金拡大について

 

 

まだまだ続きます