
毎日ビジネスブログ No.1879
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
先日、京都で
という出来事がありました
送検されたのは
亀岡市の会社で
管轄は園部労働基準監督署です
亀岡と言えば
かつて明智光秀の居城があって
信長を本能寺に急襲したのは
この亀岡城からの出撃
実はサラリーメン時代に
このエリアを担当したことがあるので
懐かしい土地なんですが
ある運送業の会社と
そこの業務課長が
労働基準法32条違反(労働時間)で
書類送検されました
理由は、去年10月に
月106時間残業させていた
ドライバーが一人いたから
よく送検まで行くケースって
何度か違反を指摘されて
是正勧告や指導を受けていたのに
それを無視するような
違反が続いたので
お仕置きとして書類送検
というものですが
このケースでは
最初の定期監督で
106時間が一人見つかったので
いきなり送検されています
定期監督って、アトランダムな
抜き取り調査のことで
特段の情報提供が
あったわけでもなく
たまたま当たっただけですが
それでも
今や「運送業」の32条違反は
即、送検される
ということが
これでわかります
5/4のブログで、千葉労働局が
運送業と建設業の32条違反を
今後重点的に現地調査する
との方針を表明したことを
ご紹介しましたが
これはひょっとしたら
千葉に限らない可能性がある
と申しました
まさにその一番恐れる事例が
出てきたということです
おさらいですが
36協定を労基署に出していても
1カ月の残業上限は45時間
1年間では360時間ですが
特別条項付きの36協定なら
年間上限は720時間になり
1カ月上限100時間未満
複数月平均80時間以下だけど
45時間を超えられるのは
年間6回まで
ただし、運送業と建設業は
去年の3月までは、この時間外労働の
残業規制の対象外業種でした
でも、去年4月から
残業時間の年間上限は
建設業は一般と同じ720時間になり
ドライバーは960時間になっています
今はちょうど1年
経過したところなので
いよいよ労基署の指導監督が
本格的になってくるのは
間違いなさそうです
運輸業、建設業の社長さん!
36協定越えの残業は
厳に慎むべきです!
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