毎日ビジネスブログ No.1711
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
今年もあとひと月
本年最後の事務所通信です
恒例の「よくある質問」は
勤怠集計や給料計算で
よくある間違いについて
3つの事例を紹介しています
Q1.Aさんの先月の残業時間が
30時間35分でした
端数切捨てて30時間で
計算していいですか?
➡これはダメなんです
この場合、労基法で許されるのは
1カ月の残業時間の端数が30分以上なら
1時間に繰り上げることだけなんです
*なお、端数が30分未満なら
切り捨てることが許されています
Q2.欠勤が多い社員の減額は、
その社員の落ち度なので
最低賃金を下回ってもいいですかね?
➡アカンに決まってますやん!
Q3.毎月払う通勤手当は、
全額非課税にしてもいいですか?
➡通勤手当(交通費)は、
非課税の上限額が決まっているので、
上限を超えたら課税扱いになります。
この上限額は、通勤手段に応じて
決まっていますので、国税庁の
ホームページをご確認ください
恒例のセレクトブログは、11月11日の
です
話題の年収の壁について
まとめました
所得税の103万の壁は
修正することを首相が約束しましたが
それをどこまで
引き上げるのかが問題で
なかなか玉木さんの言う
178万円は厳しそうですが
いずれにしても
親の扶養控除額も含めて
税金による就業調整は
起きなくなりそうです
となると、残るは
社会保険料の壁です
勤務する企業規模に応じて
106万円と130万円の壁がありますが
どうやらこの年収の壁は
撤廃されそうで
その代わりに
労働時間の壁ができそうです
具体的には
1週間20時間以上働くなら
企業規模や収入額にかかわらず
学生でなければ
パートさんは全員その会社の社保に
入ることが義務付けられそうです
そうなれば、会社側の
社保保険料負担も発生するので
これから更に上がっていく
最低賃金と合わせて
企業の人件費増の要因になって
収益を圧迫するのは間違いありません
取り敢えずこの先5年
年収の壁の話の先には
こんな見込みがあることを理解して
収益計画を立てていく必要があります
社長さん
情報収集と理解を深めていきましょう!
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