毎日ビジネスブログ No.2102
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
先日、OTC類似薬の
対応が正式に決まり
当初の“保険給付から外す”
という案は
患者団体の反発で通らず
本来の患者負担3割に加え
薬剤費の4分の1を加算する
ことになりました
なので当初
維新が提案したときは
1兆円の医療費削減が
期待出来たのですが
このやり方だと
五分の一の2000億円だそうです
また、高額療養費制度も
先日、新しい改正案が出されましたが
去年の石破さんのときの案は
医療費削減効果が3700億円
あったのに
こちらも、患者団体の反発とやらで
期待できる削減額は1600億円
このOTC類似薬の対応と
高額療養費制度の改正は
国民の医療費負担を減らし
現役世代の手取りを増やす上で
効果が見込める方策でしたが
いずれも腰砕けになり
現役世代の負担軽減策は
失速しています
ところが
この2つの対応に関し

マスコミによってその姿勢が
真逆なのはどういうことでしょうか
私は神戸新聞と
日経新聞を購読していますが
日経はおおむね
私と同じ評価です
つまり
このような腰砕けが続けば
社保改革は期待できない
という論調

かたや神戸新聞は
困る患者がいるのに
OTC類似薬に追加料金を
取るとはけしからん
高額療養費についても
値上げはとんでもない
という論調


皆さんはこの2誌の
違いをどう思われますか?
神戸新聞は共同通信や
毎日新聞から記事を買っていますから
リベラル系の論調であろうことは
わかってはいますが

それにしても、これはあまりに
大衆迎合的だと思います
そう書いた方が
庶民のウケはいいでしょう
でもこれでは社保改革は進まず
現役世代の手取りは全く増えません

国の将来を想うなら
日経の考え方が正しい

最近とくに思うのが
リベラル的なマスコミが
政府方針を常に批判する論調
です
医療費負担の在り方を
見直すうえで
受益者負担を増やすことは
避けては通れない対策のはずです
具体的には、今の高齢者の
医療費1割負担は見直して
2割や3割負担の人を
増やすことは有効な手段です
ところが
大衆迎合的なマスコミには
多くはいない
“年金だけでカツカツ暮らす貧しい高齢者“が
テレビに出てきます
あるべき姿に持っていくとき
常に不利益を被る人達はいるでしょう

でもそのことばかりを言って
正しいかたちに行こうとすることを
阻害する行為は間違いだと思います

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