毎日ビジネスブログ No.1704
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
25日に厚労省から
年金制度の改革案が出てきました
3つあって
・基礎年金の3割増
・高所得者の保険料増
・在職老齢年金の緩和
それぞれの
詳細がわかりましたので
所感を述べさせていただきます
最初の”基礎年金3割増”については
11月18日のブログでも述べましたが
筋が通らない話だと思います
将来の基礎年金が
このままだと3割減るので
その落ち込みを防ぐために
厚生年金の積立金を
穴埋めに充てるという話
これは厚生年金の
高い保険料を払ってきた
被保険者や厚生年金受給者の
了解をとるのが本筋です
穴埋めに使うのは
厚生年金の積立金だけでなく
税金も投入するので
本来ならすべて税金を充てればいい
そのための消費税上げなら
全国民対象ですから
まだ筋が通りますが
政治家はそれを許さないのでしょう
それができないなら
2つめの
高所得者の保険料増は
なぜ今までしなかったのか
という話
厚生年金の標準額は
65万円で上限になるので
サラリーマン時代
私と支店長の標準報酬月額が
同じなので
厚生年金支給額の評価が同じ
と聞かされ、驚いた記憶があります
これは当然、100万円位までは
上げておくべきでした
だって
健康保険料の上限は
139万円ですからね
でもそれしたら
年金支給額も増えるので
したくなかったのか
最後の
在職老齢年金の上限上げ
についても
11月22日のブログで述べたように
65歳以上で働くサラリーマンには
無意味な改定です
そもそも
年金+給料で50万円を越える
65歳以上サラリーマンが
どれだけいるのか?
👆厚生年金が月20万円もあるサラリーマンなんて
まずいない(加給年金も含まないですよ)
👆給料が月40万ある65歳以上サラリーマンも
一部上場企業以外、まずいない
年金と言っても
この額は厚生年金の支給額で
基礎年金は入りません
ここを勘違いされている
方が多くおられます
厚生年金の月額が
20万円ある方なんて
ほとんどおられませんからね
(加給年金は含まないです)
また
毎月30万や40万円給料をもらう
65歳以上サラリーマンが
どれだけいるのか
たくさんいるなら
教えていただきたいです
この在職老齢年金の改定は
本当は厚生年金に入っている
社長さん方が喜ばれるものです
決して、高齢者の
就業調整対策にはなりません
いずれにしても
来年は年金も含めた
社会保険のあり方に
大きな改訂がされそうです
いま話題の106万、130万の壁や
3号被保険者の改廃もありそうですから
経営者の皆さんは
目を離さないでください
社会保険料も
ますます増えそうですからね
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