毎日ビジネスブログ No.1730
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
この土日は各局の
報道番組を多く視ました
今、ホットな103万円の壁
見ごたえあったのは
関西ローカルの「正義のミカタ」
レギュラーの元大蔵官僚
高橋洋一さんの話が面白くて
毎週見てるんですが
先日は年末特番として
国民民主の玉木さんが生出演
103万円の壁問題をプレゼンされ
質疑応答も含め約45分間
またNHK日曜討論も
103万円の壁問題を
各党の代表が議論されていましたが
やはり国民民主の浜口さんの
話が一番分かりやすかった
この103万の壁問題
歳が明けてもまだ続きそうですが
NHKの番組内で
立憲民主党の方が
変なことをおっしゃってました
130万円の壁の方も問題だ、と
この発言
この方たちは
問題を正確に理解されていない事が
わかります
ついこないだまで
103万円、106万円、130万円
の壁があって
特に106万円、130万円の
社会保険料の壁は
急激に手取りが減るので
壁ではなく崖であるから
こっちも改善しないと意味がない
でも
106万円、130万円の壁は
実質的に解消することが
はっきりしています
まず106万円の壁は
26年10月に撤廃し
社員51人以上という人数要件も
27年10月に廃止すると
厚労省が2週間前に案を発表しています
残るのは、週20時間以上
という労働時間の壁だけ
つまり
20時間以上働くなら
全員、社会保険に強制加入に
なるのです
となると
唯一残る
130万円の壁の対象になるのは
20時間未満で働く方だけです
つまり、時給が高く
20時間未満で働いても
130万円を超える社員さんは
市・区役所にいって
国民健康保険と国民年金に
入ることになります
会社の社保に入るのではありません
週19時間に就労調整しても
計算すると、
130万円÷52週間÷19時間=1,316円
つまり
1316円超の時給で、週19時間働くなら
130万円越えて
国民健康保険と国民年金に
入る必要が出てくるということ
でもそうなれば
手取りが大きく減ります
(大きな崖です)
それなら、20時間を
越えて働いた方がいいんです
だって
週20時間越えれば
会社の社保に入れるし
保険料は会社が半分だしてくれる
しかも将来年金も増えるし
傷病手当金や出産手当金ももらえる
だったら19時間に抑えずに
20時間越えて働こうとなるはずです
ということは
130万円の壁も実質的には
解消されるわけです
もちろん、130万円を超えないように
労働時間をさらに減らすこともアリですが
最低賃金が1500円を目指していくなら
いずれ対応できなくなります
社長さん!
いかがでしょうか
この話、非常に複雑ですが
社保の壁は
あと3年足らずで解消される
ただその分
会社の社保の保険料負担は増える!
会社名 | みなと元町社労士事務所 |
---|---|
住所 |
〒650-0023 神戸市中央区栄町通2丁目4-13神栄ビル502 マップを見る |
定休日 | 土・日曜・祝日 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |