毎日ビジネスブログ No.2062
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
このブログでも何度か取り上げた
「カスハラ対策」
理不尽な要求をする顧客から
従業員を守るために
事業主さんに
カスハラ対策が義務化される
ことが、前から決まっていましたが

正式に来年10月1日から
施行されることになりました
同時に“指針案“も発表され
対象になる顧客には
通常の顧客だけでなく
また公共の施設の
利用者やその家族も
対象になるとされています

また
“カスハラの具体例”として
次のようなものが示されました
・契約金額の著しい減額要求
・性的要求
・殴る・蹴る・たたく
・物を投げつける、唾を吐きかける
・SNSへの悪評投稿をほのめかして脅す
・脅迫・侮辱
・無断撮影
・土下座強要
・大声で威圧
・不必要な質問を執拗に繰り返す
・長時間の電話や居座りで拘束
・メールを繰り返し送り付ける
まあ~どれもトンデモないけど

事業主が講じるべき対策は
できるだけ従業員一人では
対応させないこと
すぐに上位者に報告し
指示を仰ぐこと
できるだけやり取りを録画録音し
暴力のような犯罪的行為には
警察への通報も問題ないこと
などが示されています
会社は社員の
カスハラ相談に応じ
会社が取るべき
“雇用管理上の措置”を
前もって決めておくことも
義務になりますので
カスハラ対策マニュアルの作成や
社内・社外専門家の相談先の確保
が求められ
マニュアル方針には
現場の社員を
会社がバックアップする
社内体制構築を
明記する必要もあります

一方で禁止されるのは
『カスハラ相談をしたことが理由の解雇』や
『別の社員が協力した際に
事実を述べたことを理由として
この協力した社員を解雇すること』

この2つは就業規則への明記も必要です
いずれ、厚労省のモデル就業規則に
出てくるかもしれません
その時はご紹介いたしますので
ご期待ください
しかしまぁ~
イヤな時代になったもんだ
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