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みなと元町社労士事務所

マスク着用拒否者の懲戒処分は有効か?

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毎日ビジネスブログ No.1415

 

社員を笑顔に変える

頑張る社長の熱血サポーター

 

“奥ママ”こと

奥田 文祥(おくだ ふみよし)です

 

 

経営者の皆さんに

労務のお役立ち情報を発信中!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は朝からいいお天気

 

連休の最終日です

 

 

 

わが事務所そばの

神戸元町中華街は

この3連休は春節祭でおお賑わい

 

 

好天なので、最終日の今日も

すごい人出だろうと思いますが

 

 

 

会話

きのうもおとといも

マスクをつけてる人は

余りたくさんおられません

👆 これはマスクではないですが(‘◇’)ゞ

 

 

花粉症の方は別としても

 

コロナ禍の時とは大違いです

 

 

 

あの頃は

マスク直用が当たり前で

 

施設によっては

求められる場面も多く

 

それに伴うトラブルが

よくニュースになりました

 

 

飛行機止めたヒトも

いましたね

 

 

 

 

 

そんなトラブルが、コロナのとき

都内のタクシー会社でもあって

裁判になって、先日判決が出ました

 

 

事の詳細はこうです

 

 

この会社では

コロナが始まった令和2年6月から

 

マスク着用を業務命令として

全従業員に配布していた

 

 

でも、ある社員が

それを無視して

マスクせず運転業務をしていて

 

 

乗客が着用を求めたのに

拒否されたというクレーム

複数回会社に寄せられていて

 

 

会社が注意しても無視するので

 

 

社内ルール通り、2回弁解聴取

賞罰委員会も開催した上で

7日間の出勤停止処分が出された

 

 

それに対し

処分を不服として

 

この社員が裁判を

起こしたわけですが

 

 

 

 

会話
判決はいかに?

 

 

 

皆さんは、どっちが

勝ったと思いますか?

 

 

 

 

 

 

答えは

 

会社の勝ち!

 

 

 

 

実はこの社員

 

 

平成27年入社で

29年12月頃から

組合活動をするようになり

 

30年10月に労組を設立して

自分が代表者に就任

 

 

それからの2年間

5つの懲戒処分を

会社から受けていて

 

全て不服として

裁判を起こしていた

 

 

 

 

これだけでも

面倒な社員だとわかりますが

 

 

マスクのこと以外に

内勤者に対するパワハラ言動

あったし

 

 

物損事故を起こしても

隠ぺいしていたり

 

車載カメラの位置を

自分が写らないように変えて

 

走行中に道交法違反の

助手席のタブレット操作

していたりと

 

 

 

まあ大変な問題社員だったので

マスク処分の年の年末に

懲戒解雇にされました

 

 

 

その解雇も裁判おこして

この社員が負けてます

 

 

 

 

 

なのでマスク以外にも

相当悪質だったことも

影響を与えたかもしれませんが

 

 

少なくとも、業務命令として

社員に周知されていて

その命令が適正であれば

命令違反になるマスク拒否は

当然、懲戒対象になるという事です

 

 

 

もし御社に、マスクに限らずですが

困った社員さんがおられたら

毅然と指導されることをお薦めします

 

 

 

会話

適正な内容であれば

周知された業務命令は有効です

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お問い合わせ

会社名 みなと元町社労士事務所
住所 〒650-0023
神戸市中央区栄町通2丁目4-13神栄ビル502
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定休日 土・日曜・祝日
営業時間 9:00〜17:00
みなと元町社労士事務所のHP

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社会保険労務士

                               
名前奥田 文祥
住まい兵庫県

Profile

1959年 大阪府生まれ その後奈良県にて幼少期を過ごす

大学時代は年間50日以上、山登りに明け暮れる。

1983年4月、製薬会社に就職し、25年間京都~横浜で営業担当(エムアール)として過ごす。

49歳の時に肝臓がんのため手術療養、その5年後再発するも再手術により事なきを得る(37歳時に膀胱がんも経験しており、3度のがん罹患経験)。

肝臓がん罹患後は営業一線を退き、医薬品の副作用調査を業務とする市販後調査部担当者として10年過ごし、定年を前に早期退職。

2019年7月、58歳時に合格していた社会保険労務士として独立開業を果たす。

開業後、社労士として中小零細企業の実情を知る中で、サラリーマンとして36年間勤務していた大企業の労務管理との格差の大きさに驚き、「社員の皆が元気に機嫌よく働ける職場」醸成のための“あるべき労務管理”の必要性を痛感する。

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