毎日ビジネスブログ No.1580
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
先日、10月からの最低賃金が
決まりましたね
ジャスト50円アップ
全国の加重平均ですが
わが兵庫県は今の1001円から
1055円位になるのか?
この話は社労士としては
避けては通れないので
今の感想を述べさせていただきます
まず
予想通りの上げ幅でした
去年は40円以上あがって
上げ幅は過去最高でしたが
今年も当初から
50円以上あがるのでは?
と言われていたので
その中では
最低ラインだったと思います
労働者側の要求は
67円アップでしたからね
(経営側は25円?)
このところの物価高
実質賃金が毎月下がり続けているので
これくらいは上げざるを得ない
(これだけ上げても
実質賃金が上がるのか、微妙ですが)
おまけに、韓国や台湾にまで
最低賃金が抜かれてしまって
円安も相まって
アジアの出稼ぎ労働者が
日本に来なくなってきた
なので、労働者側の要求水準に
近づけざるを得なかったんでしょう
これから10年は、毎年毎年
これくらい上がる続けるかもしれず
仮に
2年で100円ペースで上がるなら
3年で1200円、5年で1300円
9年で1500円になる計算
経営者の皆さんは
それ位、覚悟しておく必要がある
という事です
130円位の円高になれば
状況も変わるかもですが
それは希望的観測
と言われても仕方がないでしょう
となればこの先
例えば
5年後はどうなるか
想像してみましょう
5年後は、最低賃金1300円
社保は、労働時間が
1週間20時間以上なら
パート社員でも対象になる
ので
会社の社保の保険料負担は
どれだけ増えるのか?
かたや、雇用保険は
1週10時間以上の勤務で
被保険者になる予定なので
この2つの保険だけで
事業者が支払う保険料は
どれだけ増えるのか?
しかも最低賃金が
上がっているなら
今の社員構成によっては
人件費総額は5割増し?
想像するだけでも
恐ろしいことになります
これはつまり
価格転嫁できない事業者は
消えざるを得ないことを意味しています
あなたの会社はいかがですか?
値上げ、できていますか?
会社名 | みなと元町社労士事務所 |
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