102時間も残業させていたら、会社はどうなる？

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毎日ビジネスブログ　No.1807

社員を笑顔に変える

頑張る社長の熱血サポーター

“奥ママ”こと

奥田 文祥（おくだ ふみよし）です

経営者の皆さんに

労務のお役立ち情報を発信中！

最近のニュースです

大阪のメッキ業工場で

従業員に最長102時間も

残業させていたので

大阪南労基署が

この社長と取締役を

地検に書類送検しています

残業の上限規制では

月の上限は100時間未満なので

2時間だけオーバーしても

アウトということですが

実はこの会社

3年前の労基の「定期監督」で

残業の多さが指摘され

是正勧告をされていたそうで

顧問社労士が残業の削減策を

提案していたのに

生産増加を優先して

何も対応していなかったようです

そう、これが検察に

書類送検までされるパターン

一回、労基の監督が入って

是正勧告されたら

監督署は必ず“その後”の

是正措置を確認しに来るので

無視して何もしていなかったら

確実にアウトです

御社が、もし最近

労基の“監督”をうけていて

是正勧告もされていたら

絶対に是正対応しておかないといけない

再度、残業の上限規制の

ルールをまとめますと

・1日の勤務は8時間まで

・1週間の勤務は40時間まで

この2つを超えて残業するときは

必ず労基署に３６協定書を

届け出ておく必要がある

これは

残業代をちゃんと払っていても

協定書を出しておかないとアウトです

お間違えなきように

加えて36協定で

届け出ることができる残業上限は

1カ月45時間、年間360時間です

もしこれを超えそうなら

“特別条項付き”の３６協定を

届け出る必要があって

冒頭の会社は

通常の36協定しか

出していなかったそうですが

特別条項付きを出していても

102時間はアウトでした

ちょうど今の時期は

36協定の切り替え時期という

会社が多いです

再度ご確認ください！

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