
毎日ビジネスブログ No.1780
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
先月のブログで、3日間にわたり
政府の年金改革法案をご紹介しました
ポイントが5つあって
1.基礎年金の底上げ
2.年金カット緩和
3.高所得者の保険料増
4.パート社員の厚生年金拡大
5.企業が保険料肩代わり
でしたが、
一番簡単にコメントしたのが
『3.高所得者の保険料増』
どういう話だったかというと
厚生年金の保険料は
給料額に応じてあげられますが
それには上限があって
現行では、月の給料が
63万5千円を超えたら
それ以上はいくら
報酬が高くても保険料は同じ
ということは
将来の年金額も同じになります
私もサラリーマン時代
高給をもらっている支店長と
私の保険料が同じ
つまり、将来の厚生年金額は
同じになりますね~
という会話をした覚えがあります
今回の改定案では
この保険料上限を現行の65万円から
75万円に上げるというものでした
保険料が上がるということは
従業員さんは給料から控除される
社会保険料が上がるということですが
もう一つ忘れてはいけないのが
事業主負担も同額なので
同じように上がって会社の負担が増える
このことに事業主側から
反発が出てきたのでしょう
なので、お役人お得意の
の方向に代わったようです
記事によると
元々は27年9月に一気に
75万に上げる予定だったのが
まず68万にあげて
それから71万にして
やっと75万にするには
数年かけるということで
時期は未定です
やはり少数与党だと
“配慮措置“がとられるのでしょうね
同様に同じ紙面に
基礎年金底上げの問題で
自民党内で反対が
続出しているようです
これは底上げの財源に
厚生年金保険料からの
積立金を使うという案で
いくら何でもそれは筋違いだと
先日私も書きましたが
同じ意見が多く出ているようです
自民党内の意見集約は
難航中で3月までに閣議決定が
目標だそうですが
こちらの方こそ
やめていただきたいものです
底上げの原資は
あくまでも税金一本にすべき
今回の年金改革法案
閣議決定や国会上梓まで
まだ波乱があるかもしれません
変化があればブログ発信します
ご期待ください。
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