
毎日ビジネスブログ No.1912
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
先日、顧問先の従業員さんから
ご相談を受けました
60歳を超えて働くとき
扶養のままでいるには
どう働けばいいの?
という話です
扶養の壁といえば
103万、106万、130万、150万、180万—
と、所得税と社会保険料の壁があって
何がなんだかわからない
おまけに去年
国民民主党の主張で
税金の103万の壁が変わるし
それも年収で違うらしいし
一体どうなってるの?
というパートさんが多いと思います
しかも
60歳越えたら、この数字が変わるらしい
どういうこと?
というわけです
こればかりは一概には言えず
その方それぞれの背景を
詳しくヒアリングする必要があります
(以下、事実のママは書けないので
脚色を加えること、ご承知おきください)
ご相談の方は、パートさん59歳女性
8月に60歳になるけど
知人に何かが180万になると聞いたので
詳しく教えてほしいというわけ
この180万円、数字は合ってます
これ、社会保険料の130万円の壁が
60歳を超えると180万円になるんです
*130万超えてしまうと、ご主人の扶養から外れて
自分で役所に行って、国民健康保険と
国民年金保険に入る必要があるし、
その保険料は全額自己負担
今はご主人の扶養に入っている
週の勤務時間は13~14時間位だけど
時給が高いので、年130万円を超えないよう
調整して勤務しているそうです
それなら、60歳過ぎたら
180万までいけます!
逆算すれば
週17~18時間位まで働けるので
週当り、あと半日位は
多く働ける計算になりますよ!
で、お聞きしました
同い年の59歳
60歳
でも、結構ブラックらしく
定年でやめたいって言ってるんですよ~
ムムム!
ご主人の健康のためには
それもいいかもですがー
でも、このことは
知っておいてくださいね
今、扶養の中にいられるのは
ご主人が会社員だからなんですよ
もし来年、ご主人が会社を辞めたら
扶養ではいられなくなりますよ
130万や180万なんて関係なくなって
ハナから自分で市役所にいって
国民健康保険と国民年金に
入ることになります
ご相談の方は
そんなこと頭になかったようです
私からは
出来ればご主人は
会社に継続雇用してもらって
可能なら仕事内容を
少しかえてもらって
65歳までは頑張れないか
でももちろん
ご主人の健康が第一ですから
よくご相談くださいね
と申し上げました
皆さんの会社でも、60歳前で
ご主人の扶養に入って働いてる
パートさんがおられかもしれません
60歳越えたら壁が変わる
そのときどうすればいいか?
今日の事例が参考になれば幸いです
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