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みなと元町社労士事務所

小泉進次郎さん、「解雇」と「退職」を混同してませんか?

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毎日ビジネスブログ No.1628

 

社員を笑顔に変える

頑張る社長の熱血サポーター

 

“奥ママ”こと

奥田 文祥(おくだ ふみよし)です

 

 

経営者の皆さんに

労務のお役立ち情報を発信中!

 

 

 

 

 

 

 

 

きのうまで、3日連続で

 

小泉進次郎さんの

“解雇規制の緩和策“

について解説しましたが

 

 

言ってることが変だな

と感じるのは、言葉の混同

 

 

 

進次郎さん、解雇退職

混同してませんか?

 

 

 

出馬会見を拝聴すると

 

「優秀な大企業人材が

中小企業やスタートアップに回るような

労働移動を、活性化させることが

我が国の発展につながる」

と言われています

 

 

これは、その通りなのですが

 

 

それなら

 

どうすれば

大企業人材が中小企業や

スタートアップに

行きたいと思わせるのか

 

どんな誘導策があるのか

を、提案されるのが筋だと思いますが

 

 

 

それがなぜか、突然

その解決策として

解雇規制の緩和」が出てきます

 

 

 

会見を聴いていると

 

大企業が人材を引き留めていて

外に出さないようにしているから

人材が流動化しないんだ

 

という前提で

ものを言っておられますが

 

 

会話
全くそんな事実はありません!

あっても

ごく例外的な事象でしょう

 

 

むしろ、志ある方は

自ら会社を退職して起業されています

 

 

 

 

 

 

 

「業績が悪くなった企業や

 居心地が悪い職場に

 縛り付けられている今の制度

とも、会見で言われましたが

 

 

どんな制度があって

従業員を縛り付けている

のでしょうか?

 

 

いまの日本では

従業員が会社を辞めたい

と言ったら

 

 

会社が引き留めても

14日過ぎれば退職できると

民法で保証されています

 

 

人手不足の昨今、

会社が辞めさせてくれないので困ってます

という話をよく聞きますが

 

意思表示すればやめられるので

そんな事を言われたら

労働局に駆け込めばいいだけの話

 

 

 

こんな事象のことを

進次郎さんは

従業員を縛り付ける悪法がある

と思い込んでおられるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

そして

解雇と退職の言葉の混同です

 

 

 

大企業人材の流動化を

促進することが目的ですが

 

 

これは単に大企業人材が

今の会社を「退職」する話で

 

企業がこの社員を

「解雇」するわけではありません

 

 

「退職」は従業員さんが

自分の意志で会社を辞める

ことですから

 

会社が慰留する場合

だってあります

(それでも会社側の

「お願い」にすぎません)

 

 

 

 

 

かたや「解雇」は、

社員はやめる気がないのに

会社が“クビだ!”という事です

 

 

 

 

どうやら、河野太郎さんが

「解雇規制の緩和策」として

金銭的解決の導入賛成を言われたので

 

これに対抗したのかもしれません

 

 

 

 

さらにもう一つ

混同されているのがわかる

シーンがありました

 

日テレのZEROの生出演の時

企業の希望退職の募集を

整理解雇と同じ意味で話されてましたが

 

明らかにこの2つは別物

 

 

整理解雇の前段階で

希望退職を募るのです

 

 

なんか、言ってることが

ぐちゃぐちゃ

 

 

不勉強なのが

随所に見え隠れします

 

 

 

 

新聞を見ていると

立憲民主党の野田佳彦さんが

 

「解雇規制と労働市場の流動化の

 相関性はない

と言い切っておられますが

 

会話
まさにその通り!

 

 

 

 

 

進次郎さんのブレーンの皆さん

 

 

進次郎流 ”解雇規制の緩和策” は

取下げたほうがいいと思いますよ

 

 

候補者同士の討論に耐えられない

と思います

いかがでしょうか?

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お問い合わせ

会社名 みなと元町社労士事務所
住所 〒650-0023
神戸市中央区栄町通2丁目4-13神栄ビル502
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定休日 土・日曜・祝日
営業時間 9:00〜17:00
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社会保険労務士

                               
名前奥田 文祥
住まい兵庫県

Profile

1959年 大阪府生まれ その後奈良県にて幼少期を過ごす

大学時代は年間50日以上、山登りに明け暮れる。

1983年4月、製薬会社に就職し、25年間京都~横浜で営業担当(エムアール)として過ごす。

49歳の時に肝臓がんのため手術療養、その5年後再発するも再手術により事なきを得る(37歳時に膀胱がんも経験しており、3度のがん罹患経験)。

肝臓がん罹患後は営業一線を退き、医薬品の副作用調査を業務とする市販後調査部担当者として10年過ごし、定年を前に早期退職。

2019年7月、58歳時に合格していた社会保険労務士として独立開業を果たす。

開業後、社労士として中小零細企業の実情を知る中で、サラリーマンとして36年間勤務していた大企業の労務管理との格差の大きさに驚き、「社員の皆が元気に機嫌よく働ける職場」醸成のための“あるべき労務管理”の必要性を痛感する。

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