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みなと元町社労士事務所

高齢者の働き損 解消策って、なんのこと?

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毎日ビジネスブログ No.1477

 

社員を笑顔に変える

頑張る社長の熱血サポーター

 

“奥ママ”こと

奥田 文祥(おくだ ふみよし)です

 

 

経営者の皆さんに

労務のお役立ち情報を発信中!

 

 

 

 

 

 

 

13日土曜日の日経1面に

 

“高齢者の働き損”解消策

の見出しが出ています

 

 

 

でもこの記事

勘違いしないでください

 

 

実はこれ、サラリーマンは

あまり関係のない話なんです

 

 

 

記事に書かれているのは

 

「在職老齢年金」制度の見直しについて

 

 

 

年金をもらいながら

給料をもらっていると

 

その合計が50万円を超えると

越えた額の半分だけ年金が減らされる

 

これが在職老齢年金制度です

 

いわゆる“働き損”ですね

 

 

 

 

でもこの場合の“年金”は

老齢厚生年金のこと

 

国民年金である

老齢基礎年金は対象外です

 

 

 

 

この老齢厚生年金の月額は

10万円や12万円位が

平均かもしれません

 

 

なので

 

50万円を超えるには

38万~40万円の給料が必要

ですが

 

 

 

いかがですか?

 

皆さんの周りに

 

月38万円以上の給料をもらってる

65歳以上の社員さんって

どれくらいおられますか??

 

 

会話
まずいないでしょう

 

 

 

でも記事には

在職老齢年金の対象になるのは

49万人いると書いています

 

 

この49万人

 

実はほとんどが

社長さんや役員さんです

 

 

法人の役員なら

社保に入りますし

 

月給額は高く設定できますから

月50万円以上の社長さんは

たくさんおられます

 

 

年金カットされるのは

この方々なんです

 

 

 

なら

 

なんでこんな

サラリーマンに関係のない記事が

1面に出てくるのか?

 

 

 

 

いま進められている

年金制度改革で

 

もう一つ大きな改革が

予定されています

 

 

それは

保険料納付期間延長案

です

 

 

これは厚生年金ではなく

国民年金(基礎年金)の話です

 

 

日本国民は

20歳から60歳までの40年間

 

働いていようがいまいが

学生であろうがなかろうが

 

毎月決まった額の国民年金保険料を

払わなければいけません

 

 

今は月16,520円です

 

 

これを払っていれば

65歳から国民年金(老齢基礎年金)が

支給されるのですが

 

 

この20歳から60歳までの40年間を

20歳から65歳までの45年間にしよう

 

というのが

いま出ている案で

 

まず、間違いなくそうなるでしょう

 

 

 

それに対する国民

 

とくに

60~65歳層の反発

少しでも緩和するために

出てきているのが

 

高齢者の働き損解消策

つまり在職老齢年金制度の緩和

です

 

 

 

会話

事の本質を

見誤らないようにいたしましょう

 

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お問い合わせ

会社名 みなと元町社労士事務所
住所 〒650-0023
神戸市中央区栄町通2丁目4-13神栄ビル502
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定休日 土・日曜・祝日
営業時間 9:00〜17:00
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社会保険労務士

                               
名前奥田 文祥
住まい兵庫県

Profile

1959年 大阪府生まれ その後奈良県にて幼少期を過ごす

大学時代は年間50日以上、山登りに明け暮れる。

1983年4月、製薬会社に就職し、25年間京都~横浜で営業担当(エムアール)として過ごす。

49歳の時に肝臓がんのため手術療養、その5年後再発するも再手術により事なきを得る(37歳時に膀胱がんも経験しており、3度のがん罹患経験)。

肝臓がん罹患後は営業一線を退き、医薬品の副作用調査を業務とする市販後調査部担当者として10年過ごし、定年を前に早期退職。

2019年7月、58歳時に合格していた社会保険労務士として独立開業を果たす。

開業後、社労士として中小零細企業の実情を知る中で、サラリーマンとして36年間勤務していた大企業の労務管理との格差の大きさに驚き、「社員の皆が元気に機嫌よく働ける職場」醸成のための“あるべき労務管理”の必要性を痛感する。

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