正規と非正規、基本給格差は当たり前なのか？

 

毎日ビジネスブログ　No.1896

 

社員を笑顔に変える

頑張る社長の熱血サポーター

 

“奥ママ”こと

奥田 文祥（おくだ ふみよし）です

 

 

経営者の皆さんに

 

労務のお役立ち情報を発信中！

 

 

 

 

 

 

 

 

京都のある私立高校の

先生が学校を訴えました

 

 

なんで？

 

 

 

この方、常勤ですが

有期雇用の非正規職員

 

でも、正規職員の先生方と

やってる仕事は同じなのに

基本給がずっと低い

 

 

 

というわけです

 

 

 

 

 

 

実はこれって

判断が難しいんです

 

 

同一労働同一賃金のルールでは

ガイドラインが定められていて

 

 

今回、訴訟になった「基本給」は

 

という３要素で決まっていて

その趣旨や性格が様々である

 

 

なので、それぞれの

趣旨・性格に照らして

 

 

とされています

 

 

 

なんとも、つかみどころが

難しい感じです

 

 

なので、これまで最高裁は

基本給格差を不合理と認めた例は無く

 

この京都の裁判が注目されていた

のですが

 

 

 

 

 

正規と業務に差がないので

この格差を均等にすべき

とされたわけですが

 

 

 

 

 

3年ほど前に名古屋でも

同じような裁判がありました

 

こちらは定年後再雇用で

仕事は変わらないのに

給料を下げられたのは不当だ！

との訴えで

 

 

名古屋高裁では

この“不当”を支持する判決が

出たのに

 

最高裁でこれが破棄されて

審理が差し戻されています

 

 

 

このとき最高裁は

 

との注文を付けています

 

 

 

なので

今回の京都地裁の判決では

この注文にこたえて

 

この学校の基本給の性質を

細かく分析しています

 

 

 

この先、学校側が控訴する可能性が高く

行方が気になりますが

 

 

 

 

 

 

 

基本給と言っても

年齢給や職能給を取っているなら

 

ポイントは

その性質と支給目的です