
毎日ビジネスブログ No.1784
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!
きのうは、会社に労基から
調査の通知書が届いたときの
対応をご紹介しました
労基署に出向いて
指定された書類を持参して
指導を受けるのですが
無い資料があっても
絶対に偽造なんてしたらアカン!
不足していたら
正直に申しでれば
是正ポイントを指導いただきます
その指導通りに対応すれば
何の問題もありません
ところが先日、広島で
36協定違反を隠ぺいするために
ウソの出勤簿を出した会社が
労基法違反の疑いで
広島地検に送検されています
この会社の違反は
元々は「定期監督調査」で
発覚したそうです
外国人労働者に
同じような名前が多く
かつ
フルネームが書かれていない
資料も多かったことから
疑念を持たれ
その後のさらなる臨検で
偽造がわかったそうです
この会社の36協定違反とは?
36協定は
「残業の事前届出」ですが
労使協定で
「特別条項」を作っていても
月45時間を超えて残業できるのは
年間6回までと決まっています
ところがこの会社では
多い社員だと10回は超えていたので
それを隠すために
出勤簿を偽造したようです
労基が来るからと言って
焦ってウソをつくのは絶対アウトです
くれぐれもご注意ください
では、もし会社に
「臨検」が来たらどうする?
このときの基本姿勢は
“隠さない、ウソつかない
あるがままに出す“のが正解
通常、臨検は
労基署・労働局・ハローワークなどに
労働者から訴えがあったときに
横の連携で来るものです
私が経験した臨検は
やめた元社員(20歳)が
母親と一緒にハローワークで
“昼の休憩を十分取らせてもらえなかった”
という訴えでした
自己都合退職の方でしたが
会社都合退職にして
失業給付を増やしたかったのか
なので、突然、労働基準監督官が
会社に来たのですが
たまたま社長不在だったので
2日後の日時を指定して
帰られたそうです
2日後、社長と同席して
“調査”を受けましたが
監督官の方いわく
ハローワークから連絡が来るので
すぐ行くことになっているとか
最初はキツイことを言われるかも
と身構えましたが
思った以上にフレンドリーな方で
確かに忙しいときは
休憩も取れないときもあったかも
との社長のお言葉で
残業代計算で、少額の未払いを
監督官が見つけ出されて
それを支払えば大丈夫でした
なにも悪いことなんて
していないという自信があれば
労基の監督官も
わかっておられます
顧問社労士さんがおられるなら
頼りになりますよ!
会社名 | みなと元町社労士事務所 |
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