毎日ビジネスブログ No.2368
社員を笑顔に変える
頑張る社長の熱血サポーター
“奥ママ”こと
奥田 文祥(おくだ ふみよし)です
経営者の皆さんに
労務のお役立ち情報を発信中!

令和7年の労働関係訴訟が
過去2番目の多さになっているそうです

どんな訴えが多いのか?
なぜ、いま増えているのか?
についてまとめてみました
この統計数字は
最高裁判所事務総局というところが
毎年発表している司法統計というもの
それによると
昨年に全国の地方裁判所が
新たに受け付けた労働訴訟は
4112件で
令和6年に次いで
2番目に多い数字だそうです
つまり、ここ数年
この種の訴えが高止まり
していることがわかります

で、どんな訴えが多いのかですが
これが令和6年の3144件から
減っています

「金銭目的」とは、平たく言えば
未払い賃金や退職金のこと

次いで
地位確認や損害賠償などの
「金銭目的以外」が2844件

こちらは前年比198件増と
大幅に増えています
「金銭目的以外」の地位確認とは
解雇無効を訴えることです
審理期間は平均16.3カ月
約1年半というところですね
それで判決にまで至ったのは25.5%
和解で終わったのが63.3%
という内容です
10年前は
全体でも3400件程度でしたから
10年で20%増えたことになります

一般労働者の方にも
労働法の基本知識が
広く知られるようになって

以前は問題視されていなかったことが
実は労働法違反だということが
多く出てきたと言えるでしょう
ちなみに、件数が
増えている理由の一つとして

労働者本人による「本人訴訟」の
増加が挙げられます
これまでは
訴えを弁護士さんに頼むという
代理人が選任されるのが普通でしたが
AIの進歩のおかげで
全体の1割近くが本人訴訟です
また「労働審判」も
微増ではありますが
増加傾向になります
「訴訟」や「裁判」ではなく
労使トラブル解決に特化した
裁判所の紛争解決制度が
労働審判ですが
こちらは裁判とは異なり
平均審理期間が80日程度という
短期で決着がつくメリットがあります
昨年の新規受付件数は3447件
前年度は3359件ですから
こちらも多い状態が続いています
審判の内訳は
地位確認、賃金手当等、退職金と
上の訴訟と同じ傾向があるようです

いずれにしても、経営者としては
未払い賃金が出ないよう
あるいは、解雇については
正しい解雇の仕方を心掛けるべきです
正しい解雇の仕方については
以下のブログをご参照ください
2025.9.12のブログです
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